前回のブログから



もう一ヶ月が経ちましたねwww




早く続き書けよって話ですよねwww





待ってくれてる人がいるのかは疑問ですけど




まぁ近いうちに書き終わると思いますよ

多分。






さて


今回は特に書きたいこととかは無いです


ただ一応





僕はまだ生きてます!






ってことだけはお伝えしときます



以上(笑)




「腹減ったなー。」



かれこれ2、3時間は机に向かっていただろうか



なにしろ朝は飲むヨーグルトしか口にしていないため、正午が近づくと急激に腹が減る


そして俺の場合、一度この空腹感を覚えるともう勉強どころではなくなる


「お寿司、カレー、ラーメン、ハンバーグ、オムライス……。今日は何を食べたい気分かな?」


そんな事ばかり考えてしまう





そう



俺は根っからのデブなのだ







「焼きそば作ったけど食べるー?」


リビングの方から聞こえた


祖母の声だ


さっきからジュージューと何かを炒めるような音が聞こえていたわけが今わかった




祖母が昼間から料理をすることはほとんど無い

普段の昼食は生ラーメン、パン、スーパーの惣菜、前日の残り物のどれかで済ませてしまっている



だが好物の焼きそばとなれば話は別だ


自ら腕を振るって大量に作るのだ



俺の分まで




大量に……







もちろんこれが美味ければ何も問題は無いのだが、決してそうではない




祖母の焼きそばは複雑な味がする





妙な酸味があるのだ








これは俺の推測なのだが




この焼きそばには




たぶん



おそらく



ほぼ間違いなく



いや



ゼ ッ タ イ に








ケチャップが入っている




そのせいだろうか
そばはやけにベチャッとしている





祖母はソースとケチャップの区別がつかないのだろうか


それとも焼きそばとスパゲティーナポリタンを混同しているのだろうか


はたまたケチャップを万能の調味料か何かだと思い込んでいるのだろうか






真相は定かではないが確実に言える事が1つだけある







祖母の作る焼きそばは


マズイ







正直なところ
俺は食べたくなかった



昼飯になりそうな物ならパンもカップラーメンも冷凍食品のスパゲティもある


何もこの焼きそばを昼飯にする必要はない








そんなことも考慮した上で

俺は答えた






「食べるー。」






こう答えるしかなかった




もし仮に「食べない。」と答えたとしよう


すると祖母はほぼ間違いなくこう思うだろう


「なんでだろう?」と



そしてその答えは、おそらく祖母自身が簡単に導き出してしまえるものなのだ





まず、俺は焼きそばが嫌いではなくむしろ好きだ

そのことはもちろん祖母も知っている




そして祖母は俺が朝から何も食べていないことも知っている


そのため“腹が減っていない”ということはまずない




となると、すでに答えは1つしかない




“味が気に入らないから”だ















祖母はいつだって俺に優しかった



俺の欲しい物はなんでも買ってくれた

欲しくない物まで買ってくれた



よく双六で遊んでくれた

今思えば、わざと負けてくれたこともあったのかもしれない



たとえ父や母が俺を叱っても、祖母は必ず俺の味方をしてくれた



俺はこんなにもだらしなくて、こんなにもひねくれ者で、こんなにも冴えない男だというのに……







祖母は今も

俺を可愛がってくれている







俺は


そんな祖母が


いや……




そんなばーちゃんが






大好きだ









ほんの少しでも

傷つけるなんてこと




俺にはできない











俺は焼きそばを食べた




「美味しいね。」

と言って




食べた








だがさすがに

この焼きそばで腹を満たし
後々眠気に襲われ
勉強どころではなくなる

のは御免だったため

俺は腹八分目、七分目、いや六分目ほどで箸を止めた




祖母は「もういいの?」と一瞬だけ顔をしかめたが、「なんかもうお腹いっぱいになっちゃった。」で振り切る事に成功した






さて

勉強だ






実を言うと、午前中はあまり集中できていなかった

そのため午後はなんとかして遅れを取り戻そうと、俺は焦っていたのだ




すぐに部屋に戻り机に向かった







そして





30分程経った頃






俺は気づいた








「集中できない!」




何か言いようのないモヤモヤが頭の中を支配している

そんな感じだ



まだ朝起きれなかった事を引きずっているのか?


それとも


奇妙な味付けの焼きそばを半ば嫌々食べる羽目になってしまい

そして実はまだもう少し何かを食べたいのだが祖母には
「お腹いっぱいだ。」
と言ってしまった手前何も食べられないという欲求不満を感じているせいか?




答えはおそらく

“両方と、その他諸々”だ




“諸々”というのは、浪人生なら誰しも常に感じているであろうありとあらゆる不満、ストレスの事である






とにかく

こうしてダラダラと勉強を続けるのは非効率的だ

このままではいけない


なんとかしてこのモヤモヤを解消しなければ






「よし、外に出よう。」




そうだ

集中できなくなるのは今に始まったことではない

これまでに何度も同じようなことがあったではないか


こんな時はとにかく外に出て気分転換をするのが1番だ




俺は立ち上がり、とにかく外に出られる格好に着替えようとした







途中で手が止まった





「どこへ行こう?」



ただ外に出ればいいというものでもない



実際、過去にも「気晴らしだ!」と思い目的も無しに外に出たことが数回ある


しかし、その結果はいつも散々なものだったのだ




例えば駅前まで行ってみたことがあった

だが俺の住んでいる町は都内といえども田舎で、若者の立ち寄るような店はない


仕方なく本屋に入ってみるのだが、目に入ってくるのは参考書、大学受験案内などどれも不安を掻き立てるようなものばかりだ


たまらず店を飛び出す


もっと気楽に見て回れるだろうと思い今度はダイエーに足を運んでみるのだが、ここで俺はあることに気づく



「オバさんばっかり……。」



当然のことながら、十代の若者など1人もいない


俺は明らかに浮いている



なんだか周囲の主婦達がチラチラとこちらを見てくるような気がした



平日の昼間っから

いい若いもんが

こんな場所で

何してんだか…



皆そう思っているのだろう



俺は急に恥ずかしくなり、またしても店を飛び出す



そしてこんな事を考え始める



「俺には…居場所が…無い……。俺の居場所は…………どこ?」



きっとこの頃にはすでに精神崩壊を起こしていたのだろう




俺は仕方なく家に向かってとぼとぼと歩き始め、そしてついに歌い出した




あゝ

日本のぉーどこーかにぃー


私を

待ぁってる

人がいるー。。。♪





気分は完全に『いい日旅立ち』だった












あの時と同じ失敗を繰り返すわけにはいかない



俺は上半身裸の状態でどこに行くかを考え始めた





TSUTAYAはどうだろう?


いや

あそこへ行くとつい何かDVDを借りたくなってしまう

借りたら最後、今日1日を棒に振ってしまうことは目に見えている

却下だ



ブックオフは?






あそこは潰れたんだった……




では公園はどうだ?


高校生の頃はよく学校の帰りに1人で立ち寄りベンチに腰掛けてカップ麺をすすりながら少年達のサッカーをぼんやりと眺めていたではないか





いや


ダメだ



今あれをやるとおそらく鬱になる





ん?


当時もすでに鬱だったか?




まぁいい





じゃあバッティングセンターなんてどうだろう?




ん?





「そうか! バッティングセンターか!」



思わず声に出してしまった



これは悪くないアイデアだったのだ



バッティングセンターがあるのは隣町なのだが、自転車で行けば15分もかからない

しかもそこは平日14時までに来店すれば

なんと、半額なのだ


ちなみに今は13時11分だから余裕で間に合う


それに何より

イライラする時は体を動かすのが1番だ


野球好きな俺は普段勉強に行き詰まった時、よく部屋で折りたたみ傘を使って素振りをしている

実は最近フォームの改善も行い、そこそこの自信もついてきたため、そろそろ実力を試してみたいと思っていたところなのだ




これはもう行くしかない




俺は途中だった着替えを終えるとすぐに財布とチャリキーを持って部屋を飛び出した



「ちょっと出かけてくるー!」


リビングに向かって大きな声で言った


「寒いから温かい格好して行くのよー。」


祖母が心配そうに返した


俺は

「大丈夫! 行ってきまーす!」

と最後に言い、玄関のドアノブに手をかけた






それが地獄への入り口だとは知らずに……






俺はゆっくりと



扉を開けた




第3部へ




夏が終わったのはいつだったろうか

ハッキリとは覚えていない



気がついた頃には季節は秋へと変わっていた




だが秋とは言っても、涼しい日が続いたかと思えば突然暑い日がやってきたりとなかなか陽気が安定しない


気温の変化が激しいと身体の具合も優れない


体調を崩すわけにはいかない受験生としては非常に困る





そして当然のことながら、気温が低い日の朝は辛い




布団から出たくない

もう少しだけ寝ていたい

そうだ、あと30分

あと30分だけ寝てから起き上がって勉強を始めればいいじゃないか



そんな悪魔の囁きに耳を貸してしまう程に俺の根性は腐りかけている







そして今日





「あー…………起きなきゃ……。」




俺は今もまさに、布団から出るという1つの試練を乗り越えなければ今日という日をスタートさせることすらできないという苦境に立たされているのである



このように、世間では快適で過ごしやすいと思われている秋も浪人生にとっては決してありがたい季節などではないのだ





秋の厄介な点はこれだけではない




秋とは冬の前触れであり、それは同時に我々浪人生に受験が迫っているという紛れもない事実をより明確に意識させることにも繋がる


不安、焦り、緊張、恐怖……

こういった負の感情は次第に大きなものとなり、未来ある若者の精神を徹底的に追い詰める






「時間よ、戻れ! ターイムバーック!」




これはつい先日俺がリビングの柱時計に向かって唱えた呪文だ

しかしどうやら効き目は無かったらしい



あわよくば7月頭頃まで時間が戻ってくれればいいと思っていたが、神は俺の切実な願いを聞き入れてはくれなかったのだ



俺は少しだけ神を恨んだが、前向きに捉えることにした




「人は誰しも今という時間を精一杯生きていくしかないんだ。神様はそれを教えてくれたんだ。」







もちろん今となってはバカだったと自覚している

だがあの時は本気でそう思ったのだ



これぞまさに、追い詰められた浪人生の為せるわざと言っていいだろう



そしてそれはまた、秋いう季節の為せるわざでもあるのだ









「だあぁぁぁっっ!!」



俺は奇声を発しながら身体の上に覆い被さっている布団を思い切り蹴り飛ばした

一瞬だけ寒さを感じたが、すぐに慣れた


これが最近の起床方法である




今の時期はまだこの方法が通用する

しかし、朝の気温が15℃を下回ったあたりからはこれでも起きるのは難しいだろう

布団を蹴り上げたはいいが寒さのあまり布団を引き戻してしまうという無限ループに突入してしまう恐れがあるのだ




何はともあれ、今日も無事起きることができた


「今何時だ?」


iPhoneを見る


8:34



「うーん……。」



微妙な時間だ


そう思った





俺はとにかく起き上がってリビングへ向かった



扉は開いていた



仕事へ出かけたのか、母の姿はもう無い



俺は壁に掛かっている柱時計をチラリと見た


時計の針はiPhoneと同じ時刻を示している








すると次の瞬間、ある感情が湧き上がってきた






怒りだ






「あー……。」





なんだか自分に腹が立ってきたのだ






たしかに以前より生活のリズムは良くなってきている


勉強もそこそこできている


だが、春から夏にかけてダラけてしまっていた自分が他の受験生に比べて遅れていることは明らかだ

俺は彼らを追い抜かなくてはならない立場にいる

そんなビハインドの状況にある中、他の受験生と同じ勉強をこれから先も続けていくのは無意味に等しい


今の俺には、何か劇的な変化をもたらす“改革”が必要なのだ


そしてその最も単純でなおかつ効果的と言える策が“朝を味方にすること”である


朝が苦手なのは受験生全員に言えることであり、その朝をフルに活用すれば受験戦争を勝ち抜くことも比較的容易と言えるかもしれない



俺は毎朝6時、いや、毎朝5時に起きて勉強を始めてやろうと思った




しかし毎度のことながら、人生そんなに上手くいくものではない



現に今は8時40分だ


目標の5時は程遠い



なんて情けないんだろう






そして俺が腹を立てている理由はそれだけではない




俺は気づいてしまったのだ




ついさっき

ほんの5分前

iPhoneの時計を見た時



「あーあ。またこの時間か。7時頃までには起きていたかったなー。」




たしかにそう思ってしまったことを



“7時頃まで”ではダメなのに


5時でなくてはダメなのに



起きたばかりで意識もハッキリしてるわけではないあの瞬間

俺は自身の決意を


忘れていたのだ




つい昨日

寝る前に


「明日こそは5時に起きるぞ!」


と決意したばかりなのに


俺はそれを


忘れていたのだ




これは意志が弱い等という以前の問題である



言ってみれば、三歩歩いたら全て忘れてしまう鳥と同じだ



あの

パンの耳に

必至に群がる

ハト共と



同類なのだ



俺は情けないを通り越して、自分に呆れた



そして

笑い出した





「…………フ、ハッハッハ。」




もうおかしくてたまらなかった




「ハッハッハッハッハ、ハハハ………。」




俺は誰もいないリビングで1人、数秒間笑い続けた






そして



笑い終えると




なんだかスッキリした







その後俺は何事も無かったかのように飲むヨーグルトを飲んだ


これが俺の朝食なのだ

パンや米を食べないのは満腹による眠気を避ける為である






「…………よし。」





スイッチがONになった




そうだ

朝起きれなかったことをいつまでも悔やんでいたってしょうがない

時間が戻ることはないのだから


大事なのは切り替えだ

ポジティブに考えよう




最高の人生を送るには、常に“今できる最高のこと”を考えて行動するのが良い

そんなことは誰だって知っている

その“今できる最高のこと”がハッキリしない場合の方が多いから皆悩み苦しんでいるのだ


だが俺の場合、“今できる最高のこと”はわかりきっている


勉強だ


それしかないじゃないか

悩む必要など無い

今すぐに勉強を始めよう

それが1番いい




俺は急いで部屋に向かった



いくらでも修正はできる

そう信じていた



なぜなら



今日はまだ
始まったばかりなのだから…




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