僕は、こわくなリ…車を、走らせた。

車を、路地裏に止めて…


<こう言う事なのか。…僕が、居ると…>


マミが、何時か言ってた事がある。

「私の願い事は、ジュンスと手を繋いで明洞の町を歩く事…」…と、


あの時、僕は…「歩こうよ」と、安易に言った。…けど、出来るわけがない。

人が、マミの事を…好奇の目で、見る。

あくる日には、週刊誌のネタにされて…いい見世物に…ジェジュンの言った通りだ。

マミの顔を出すと言う事は、危険も付きまとうと…言う事かも、知れない。


マミは、芸能人ではない。…一般人だった。

僕は、この事に恐怖めいた物が…湧いて来た。

僕と付き合う、結婚すると言う事が…どれだけマミに、負担を掛ける事になるのか…。


車の中で、沈み込んでいると…携帯が、鳴った。


「―――はい―――」

「ジュンス」と、マミの声が…

「マミ」と、声を荒げてしまった。

「どうしたの?…大きな声で…」

「いや…今、何処?」

「うん、会社の前だけど…」

「今、行くから…あっ、…反対側の交差点で、待っててくれない」

「うん、いいよ」


マミは、この間の事は無かったかのような明るい声だった。

交差点に、差し掛かると…さっきの場面が、甦った。


マミを、車に乗せると…


「マミ…あの丘に、言って見ないか?」と…

「えっ、…今から?」

「うん」

「うん、いいよ」…車を、走らせた。


丘に着くと…夜も深く、ソウルの灯りだけが…眩しく、僕の目に写っていた。

…その時…僕は…


「マミ、…この結婚…本当に、いいのか?」と、…聞いた。



to be continued