僕の仕事も、少し慌ただしくなって来た。

コンサ―トが、始まる事になり…その後、ミュ―ジカルが決まりそうな様子も見せた。


マミから電話で…


「両親が、こっちに来ることになったから」

「何時?」

「まだ、日にちは…決まったら言うね」

「うん」

「それから…私、来週から中国に出張に行くから」

「えっ、…何日ぐらい?」

「う~ん、10日位かな」

「その前に、会いたいね」

「うん、…だけど、今週…ちょっと、忙しいから…」

「そうなんだ」

「ごめんね。中国から、電話入れるね」

「うん、解った」…と、電話は切れた。


この時、マミは…僕の両親に逢う約束をしていたのだった。


マミは、チョンバルサンへと向かった。


母の経営する化粧品店で、会うことになっていた。

マミが、行くと…スタッフが…


「ママさん、お客様です」と、母を呼んだ。

「こんにちわ」と、出て来た母に挨拶を…

「どうぞ、こちらに…」と、母は1つの部屋に招きいれた。…其処には、父が待っていた。

「こんにちわ」と、マミが入ると…

「良く来たね。お座りなさい」と…父が、言った。


暫らくすると、スタッフがお茶を持って来た。


「ありがとう。私が、部屋を出るまで…誰が来ても、私を呼びに来ないで」と、母が言うと…

「解りました」と、スタッフは出て行った。


沈黙の中…父が…


「私達に、話があると…」と、話を切り出した。

「はい、すみません」

「どうしたの?」と、母が

「あの~、…私の家は、ごくごく普通の家です。金持ちでも…無く」

「…  」

「こちらに見合うような、仕度が出来ないと…」

「…  」

「私と兄を大学まで出して…私を語学留学させ、家にお金があるとは思えません。もし、結婚する事になっても、こちらに見合う仕度が出来ないと…」

「それで…?」

「それで、…両親には、お金の話しは…また、私の事で迷惑は掛けられないんです。…かけたくないんです。仕度の事は、私が何とかします。…だから…私に、言って下さい。何をして行ったら…いいのか…」と、…マミは、思いの丈を話した。


それを、見ていた母は…


「話しは、聞きました」と、言って…

「何処の家でも、そうですよ。私の家だって、人様から見たら…子供2人が、芸能界で儲けて…お父さんはピジャ屋、お母さんは化粧品店…金が、あるように思うでしょうけど…貴女が、私達の家族になった時がっかりするかもよ」

「…  」

「親と言う者は、子供の為に無理は幸せの1部だと…」

「もう1部は、超えてるかも知れません」

「解りました。あまり考えないで…仕事に、励みなさい」と、父と母はマミを帰した。


母は、帰るマミの後姿を見ながら…


「親思いの子ね」と、呟いていたと…父に、聞いた。



to be continued