活発化する芸能人の政治・社会活動(上)

キム・フングク番組降板、キム・ヨジン逮捕で賛否両論

政治に直接・間接的関与の「ポリテイナー」特定政党を支持…長官・国会議員進出も

SNSで社会問題語る「ソーシャルテイナー」大学授業料引き下げ・労働者人権に関心

ろうそく集会にも参加


 女優キム・ヨジンが防衛産業に該当する造船所労働者のデモに参加し緊急逮捕されたり、歌手キム・フングクが4月27日の再・補欠選挙でハンナラ党の支援演説をしたという理由でラジオDJを降板したりと、大衆文化芸術家や芸能人の政治・社会活動が注目を浴びる中、そうした活動をどう見るべきか議論が高まっている。


 政治的・社会的問題に関する意思表明と行動は個人の自由だが、大衆文化芸術家・芸能人は社会的影響力が強い上、特に芸能人の場合は若者の盲目的な追従を招く可能性もあるため、敏感に反応する人が多い。どの大衆文化芸術家・芸能人が、どのような形で政治的・社会的活動を行っているか、まとめてみた。


(1)自ら政治に参加するタイプ


 いわゆる「ポリテイナー(politics〈政治〉+ entertainer〈芸能人〉、政治参加する芸能人)」と呼ばれる人々だ。俳優ムン・ソングンやミョン・ゲナムは2002年の大統領選挙で盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補(当時)を政党も顔負けというほど積極的に支援した。俳優イ・ドックァ、ソ・インソク、チェ・スジョン、イ・ジョンウォンは07年のハンナラ党大統領選挙候補の予備選挙で李明博(イ・ミョンバク)候補(当時)を支持したことでよく知られている。当時、ペク・イルソプはハンナラ党を離党した李会昌(イ・フェチャン)候補に向かって「せいぜい殴り殺されないよう、夜道は歩かないことだな」と発言、論議を呼んだ。


 高い知名度を利用、国会議員を務めた芸能人も多い。俳優のイ・スンジェ、チェ・ブラム、故チェ・ムリョン、イ・デヨプ、シン・ヨンギュン、ホン・ソンウ、カン・ブジャ、カンシン・ソンイル、チョン・ハンヨン、歌手のチェ・ヒジュン、コメディアンの故イ・ジュイルなどだ。現在の第18代国会では、タレントのキム・ウルドン、俳優・タレントのチェ・ジョンウォンらがいる。1990年代初めには歌手イ・ソンヒがソウル市議会議員、タレントのハン・インスが京畿道議会議員を務めた。映画監督のイ・チャンドン、俳優のキム・ミョンゴン、ユ・インチョンらは文化観光部(省に相当)長官を歴任した。


 現在党員になっている大衆文化芸術家・芸能人もいる。民主労働党には舞台俳優のパン・ウンミとクォン・ビョンギルが、進歩新党には映画監督のパク・チャヌク、ポン・ジュノ、チャン・ハンジュン、イム・スンレ、ピョン・ヨンジュ、俳優のイ・ドゥイルが党員になっている。ハンナラ党では、文化芸術特別委員会の諮問委員団にチョン・ジュノら芸能人15人が参加している。同党関係者は「委員団は俳優5人、コメディアン3人、歌手7人からなる。しかし、チョン・ジュノ以外は名前が知られることを望んでいない」と、名簿を公開していない。