2010年11月18日(木)退院した。
病院を出る時、いつもはベビーカーに乗るのに拒否。
やっぱり様子がおかしい・・・
実家に着いても私から離れない。
リキにも興味を示さない。
2階に行っても反応なし。
11月初めの外泊は、元気は微妙だったけど、反応はあった。
変だ。
熱を計ってみるが、37.6度で病院と変わらない。
担当看護師Hさんにいただいたプレゼントを開けてみた。
もう開けた瞬間びっくり!!
Gymphlexのオレンジのジャンバー。
どうしよーこんな高価なものってあたふた。
これから寒くなるから、これ着ていろいろお出かけできたらいいね。って気持ちが伝わってきた。
ゆいに着せてみた。
かわいいゆいが、さらにパワーアップ。
亡くなるまでにゆいは1回だけこのジャンバー着たよ。
いまでもクローゼットの中に大切に保管してます。
Hさん本当にありがとうございました。
昼ごはんは、マクドのポテトを少しだけ。
あとは、ずっと抱っこで過ごす。寝たり、起きたり。
退院日は焼肉を食べに行こうと前から決めてた。
でも、これは治療がすべて終わって元気に退院できたら!だ。
今日はどうしようか・・・と思ったけど、退院は退院だ!って開き直って行くことにした。
「退院日」はきっとこれが最初で最後だ・・・
ゆいは、入院前何度か焼肉屋には行ったことある。
もちろん、何も食べてないけど。
個室で畳があるところに行った。
ゆい用に納豆持参で。(笑)
抱っこで納豆ご飯を5口、卵スープを1口、これでもよく食べた方だ。
焼かれてる肉を、じーっと見てる。
トング(これであってるのかな??)を持たせると、久々のつかまり立ちして、肉をつついてる。
私たちがするのを見て、一応焼いてるつもり。
私と一緒に「父ちゃんどうぞ」って皿にとると、ゆいは得意げだったな。
頑張ってつかまり立ちして、ずっと肉をつついてる。
でも、私が支えないと足がガクガクしてた。
なんとも言えない気持ちになった。
肉焼きに飽きると、ゆいはグッタリだった。
たったこれだけで・・・
ゆいの体力は確実に奪われてる・・・
家に帰ると、仕事から帰ってたばあちゃんが迎えてくれた。
「ゆいちゃん!おかえり♪」
こう言って、ゆいを見て、ばあちゃんはギョッとしたらしい。
ゆいの目つきがいつもと違ったみたい。
いつもならばあちゃんに会うと、少しはうれしそうにするのに、なんて言ったらいいか輝きみたいなのが一切なくなってたみたい・・・
私とお風呂に入ったが、めずらしく泣いてる・・・
ばあちゃんにバトンタッチすると、さらに号泣。
そのまま、眠りについた。
家だと少しは寝れるといいけど。
今日から家での生活が始まった。
これはいつもの外泊じゃない。日数も制限されてない。
何もない限り、病院に行かなくていい。
入院中ずっと待ち望んでた生活だ。
でも、本当にこれでいんだろうかっていう気持ちはずっとあった。
ゆいはしんどくないのか?痛くはないのか?・・・
それと同じように、ゆいが少しでも楽しいと思える時間を作りたいとも
思ってた。
まだまだ時間はある。これからどこへでも行ける。
あせらずゆっくり過ごそうって・・・
またすぐに、入院生活がはじまるなんて思ってもいなかった。