病理の結果 | 強いぞ!ゆいちゃんマン~未分化肉腫との戦い~

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2010年2月、生後8か月のとき、未分化肉腫という聞いたこともない病気が発覚し,1才6か月で天国へ旅立ってしまった娘の入院生活を振り返ってブログを書いています。

やっと2月25日がきた。病理の結果がでる予定の日だ。




朝、主治医のMO先生と、M先生がきた。




「ここの病院の、病理の先生の話では横紋筋肉腫であろう・・・という結果でした。でも100%ではないみたいです。東京にも病理を依頼してるからその結果がこないとはっきりとは確定しません。」




「東京の病理はいつくらいに結果がでますか?」




「難しいものだったら1か月以上かかる場合もあります」




「ほぼ横紋筋肉腫なんですよね?」




「99%くらい横紋筋肉腫と考えてます。ちがっても、横紋筋肉腫に非常にちかい腫瘍です。お尻の腫れも限界まできてるから、今日から治療を始めようと思ってます。治療は世界最大の横紋筋肉腫治療グループIRSGの治療ガイドラインをベースに行っていきます。日本ではこれが標準治療になります。万が一、東京の病理の  結果が横紋筋肉腫でなかった場合でも、この治療をしていくことになります。だから途中で薬や量が変わるということはないです」




「治療お願いします」




こうして急きょ本日2月25日から治療を開始することになった。  (この日は水曜日。抗がん剤は基本月曜日スタートらしいが)




この日の朝の採血の結果Hb(ヘモグロビン)8.0とすでに貧血気味だ。抗がん剤をしたら、貧血は避けられないからとりあえず今日  輸血もしますとのこと。ふつうはCVカテーテルからいけるのだが、 これから抗がん剤を流すので(24時間の抗がん剤あり)またまた右手に点滴をとられることになった。




部屋の外で点滴をとるのに押さえつけられ泣いているゆいの声を聞いていた。その時主治医のMO先生が来て言った。




「今日から抗がん剤をして、本人はかなりしんどい思いをすることになると思う。その姿を見てたらお母さんもつらいと思う。何か  不安に思うことがあったらいつでも言ってください。」




ゆいはどうなるんだろう。私は何がしてやれるんだろう。