耳を塞いで知らないフリ | 紅と碧の世界の中で

耳を塞いで知らないフリ

何からも逃げて、
関わらないようにする。

関わって、楽しい事なんて一つもないと思ったから。
楽しい事よりも、最後に別れる時が一番悲しい。
だから、誰の手も取ろうとしないで、ずっときたのに。

今になって、関わる事が大切なんだって知った。

離れたら、その人の大切を知るんだ。


かけがえのない存在を1人に選ぶ事は出来ない。
でも、誰にも居なくなって欲しくない。

なのに、自分から手を離してしまおうとした。
僕なんかが、誰かの手を取るなんて、間違ってると。
もっと、違う人にその優しさを与えて欲しい。
僕なら平気だから、と


今まで、目を瞑って、耳を塞いできた僕なんかに優しくする必要なんてないんだ。

僕は、どうせ1人で。
関わろうとする人の手を振り払って生きていくんだ。
最低な人間なのは知ってる。
蔑んでくれていい。
嫌いになってくれていい。

ただ、皆が幸せになればいい。


そうなれば、僕は何だって耐えられるから。


だから、どうか泣かないで‥―

自分を責めたりしないで。



ただ、笑っていてくれればいいんだよ。