寒波 厳冬、泣き笑い 灯油、野菜、衣料、おでんは…
 長引く寒波は、野菜や灯油の高騰を招く一方、冬物衣料の売り上げや電力需要を記録的に押し上げている。厳冬がもたらした、思わぬ泣き笑いを追った。【棚部秀行、佐々木洋、曽田拓】
 ◇電力、ガス 過去最高に
 ■光熱費
 東京電力によると、昨年12月の総需要電力量は283.5億キロワット時と前年同期比9.2%増。冬季(12~3月)の1カ月分の総需要電力量としては過去最高を記録した。同社は「電気カーペットなどの暖房器具の使用が総需要を押し上げた」と話す。
 都市ガスの供給量も増加。東京ガスによると、給湯需要が伸び、今月13日には1日の供給量としては過去最大となる4995万立方メートルを記録。広報担当者は「寒さは身に応えるが、会社のためにはこのまま続いてほしい……」と思わず本音も。
 灯油も需要が伸び、価格は高騰している。石油元売り大手の新日本石油は、12月の灯油出荷量が前年同期に比べ約5割増、同じく出光興産は約3割増となった。これに伴い、新日本石油は今月の卸値価格を昨年12月から1.3円(1リットル当たり)、出光興産は1.1円(同)引き上げた。
 ◇野菜避け、おでん特需
 ■野菜
 野菜の高騰は年明けまで続いた。東京・大田市場では1月第1週、レタス10キロの最高値が8400円と例年の約2倍、キャベツも10キロで2625円だった。しかし、13日にはレタスが3990円、キャベツが1890円と昨年並みに落ち着いた。同市場業務課は「供給減の不安が落ち着いた」と分析するが、大手青果卸会社の東京青果(東京都大田区)の加藤宏一さんは「この寒さで、春もののキャベツなどの生育が遅れる可能性がある。3月ごろまで市場価格は油断できない」と指摘する。
 ■おでん
 水産加工品を中心とした食品メーカー「紀文食品」(中央区)では、ちくわやはんぺんなどのおでん種をセットにした商品が好調だ。昨年12月は40万パックが売れ、売り上げは前年比で約1.5倍を記録、1月も前年比増で推移しているという。広報室は「野菜の高騰もあり、鍋の中でもおでんを選ぶ消費者が多いのでは」と話した。
 ◇オランウータン両手霜焼け、公開中止
 ■動物園
 上野動物園(台東区)は入園者が激減した。1月の入園者は12日現在、前年より約3万7000人少ない7万9000人。「寒さのため」と分析している。多摩動物公園(日野市)では、雄のオランウータン、ポピー(5歳)の両手が霜焼けに。このため、他の6頭も大事を取り、ロープを伝う姿を見学する「スカイウオーク」を12月中旬から中止にした。
 ◇使い捨てカイロ、例年の約5倍も
 ■ドラッグストア
 ドラッグストア大手の「マツモトキヨシ」(千葉県松戸市)では、全国の店舗でこの冬、使い捨てカイロが例年の約5倍売れている。直接肌に張ることができるタイプが人気という。湯たんぽも好調で、販売元の「白元」(台東区)は、12月だけで前年比3.4倍の商品を出荷。生産ラインは24時間稼働だ。広報担当者は「暖房からカイロや湯たんぽに切り替えているユーザーが増えている」と分析している。
 ■冬物衣料
 伊勢丹新宿本店(新宿区)では、12月の売り上げで婦人用コートが前年比36%増、紳士用コートが同14%増となった。紳士では特にロングコートが売れた。冬物衣料が主力の初売りでも10%増の過去最高の26億円を売り上げた。
(毎日新聞) - 1月14日17時38分更新


寒波 厳冬、泣き笑い 灯油、野菜、衣料、おでんは…
朝早くから除雪作業に追われる人たち=新潟県津南町で14日午前9時53分、手塚耕一郎写す(毎日新聞)17時38分更新

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出産無料化を検討、少子対策で政府

 政府は12日、少子化対策の一環として、入院を含めた出産費用全額を国が負担する「出産無料化」制度導入の検討に着手した。

 若年夫婦などの経済負担を軽減することで、少子化に歯止めをかけるのが狙いだ。6月に閣議決定する「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の方針)に盛り込むことを目指す。

 政府の少子化対策は、〈1〉働く女性が出産後も社会復帰しやすい環境作り〈2〉出産や育児などの経済的負担の軽減――の2点が大きな柱となっている。出産無料化は、経済的負担軽減の目玉というべきもので、若年夫婦などが出産しやすい環境を整えるのが目的だ。

 現在、出産への支援は、母親か配偶者が加入する健康保険組合など公的医療保険から、「出産育児一時金」として30万円が支給されている。政府は昨年12月、一時金を今年10月から5万円増額して35万円とする方針を決め、通常国会に医療制度改革関連法案として健康保険法などの改正案を提出する。

 出産費用については、厚生労働省の2002年の調査では、旧国立病院に入院して出産した場合、平均31万7000円かかるとされている。しかし、03年に民間の情報調査会社「リクルート」が行った調査によれば、出産にかかる費用は、入院・分娩(ぶんべん)費約39万円、出産準備品購入費が約15万円、その他約13万円など、総額約67万円にのぼっている。さらに、紙おむつやミルク代など月1万円以上の出費が必要だとしている。
(読売新聞) - 1月13日10時39分更新

新春に濃茶のもてなし 上京 武者小路千家で初釜
 茶道武者小路千家の初釜が、寒さのゆるんだ12日朝、京都市上京区の官休庵で始まった。京都の政財界人や文化人、流儀関係者らが、茶室「弘道庵」で千宗守家元から濃茶のもてなしを受けた。
 午前10時からの第1席は、山田啓二京都府知事、伊吹文明衆院議員ら約20人が席入り。床(とこ)には、江戸時代初めの公家近衛信尹(のぶただ)が戌(いぬ)年の正月に詠んだ和歌「たのもしなけふくる春の花に又、春のくハゝる、年とおもへは」と俳句・漢詩の軸が掛かり、柳で輪を結んだ綰柳(わんりゅう)などが新年の雰囲気を醸し出していた。昨年還暦を迎えた千家元が朱棗(なつめ)や、鐶付(かんつき)が犬の耳のような形をした釜などを用いて濃茶を練り、明るい会話で茶席を和ませた。
 同家の初釜はこの日約150人、15日までの4日間に約750人が招かれている。
(京都新聞) - 1月12日15時9分更新


新春に濃茶のもてなし 上京 武者小路千家で初釜
新春の明るい雰囲気があふれた初釜(午前10時10分、京都市上京区・茶道武者小路千家)((c)京都新聞)15時09分更新

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京のまん中 縄文集落!? 中京の高陽院跡 土器片など出土
 京都市中京区の関白藤原頼通の邸「高陽院(かやのいん)」跡の発掘で、平安期の層の下から、縄文晩期とみられる土器片や木製品が出土したことが12日までに分かった。調査した京都市埋蔵文化財研究所(市埋文研)は「縄文遺跡は京都市内では、北白川遺跡(左京区)など山沿いで見つかるケースが多く、市街地の中心部で見つかるのは非常に珍しい」と注目している。
 遺物は昨年9月上旬に藤原頼通の邸宅跡とされる「高陽院」の池跡が見つかった場所をさらに掘り進めて見つけた。
 土器片は煮炊きに使用した深鉢で、川跡の中から数百点出土した。
 口縁に帯状の粘土を張り付けて刻み目を入れた凸帯(とったい)文がある縄文晩期の形式。
 また木製品では、石斧(おの)を取り付けて木材の加工用に作ったとみられる手斧の柄(長さ40センチ、幅19センチ)が出土した。
 住居跡などの遺構は見つかっていないが、土器片の摩滅がないことから、遠方から流されてきたのではなく、集落が近くにある可能性が大きいという。
 京都市内では縄文晩期の土器と弥生中期の土器が同じ層から出土するケースが多いが、今回は縄文晩期の層の上に60センチほどの砂れきの堆積層があり、その上から弥生中-後期の土器が見つかっており、弥生と共存しない純粋な縄文晩期の遺跡とみている。
 市埋文研は「京の縄文人が弥生文化と出合う直前の遺跡。京に稲作が伝わった時期を考える上で貴重な発見」とし、現場で採取した土を分析をして、稲作の痕跡を調査する。
(京都新聞) - 1月12日15時49分更新


藤原頼通邸跡の下から見つかった縄文晩期の土器片や木製品(京都市伏見区・京都市埋蔵文化財研究所鳥羽事務所)

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日本初、真っ黒なアゲハ
和歌山県かつらぎ町で日本で初めて真っ黒なアゲハチョウ(ナミアゲハ)が見つかり、標本が21日から県立自然博物館(同県海南市)で展示される。遺伝子の突然変異によるものとみられる(同博物館提供)(時事通信社)19時23分更新

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米の年間貿易赤字、11月で過去最大に

 【ワシントン=広瀬英治】米商務省が12日発表した2005年11月の貿易統計によると、貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み速報値)は前月比5・8%減の642億700万ドルとなった。

 輸出が1・8%増えて過去最大となった一方、輸入は1・1%減少した。

 ただし、赤字額は月別で過去3番目の高水準となり、1~11月の合計では6617億8000万ドルと、04年の年間赤字額(6175億8300万ドル)を早くも突破し、4年連続で年間の過去最大を更新した。05年の年間赤字額は、最終的に初めて7000億ドルを超えるのが確実な情勢だ。

 11月の貿易赤字を国別(通関ベース、季節調整前)で見ると、最大の赤字相手国である中国に対する赤字は前月比9・9%減の184億9100万ドルで、8か月ぶりに減少した。対日赤字は1・1%減の72億7800万ドルだった。
(読売新聞) - 1月13日0時6分更新

大雪 体育館の屋根崩落、けがなし 長野
 10日正午ごろ、長野県飯山市常郷の戸狩観光協会が所有する体育館の屋根が崩落しているのを近くの住民が見つけ、同市に届け出た。木造平屋建て536平方メートルの屋根の大半が崩落していたが、体育館は冬季閉鎖中でけが人はなかった。【神崎修一】
(毎日新聞) - 1月11日10時9分更新


大雪 体育館の屋根崩落、けがなし 長野
屋根に積もった雪の重みで崩壊した体育館=長野県飯山市常郷で10日午後8時過ぎ、川口健史写す(毎日新聞)10時09分更新

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ロンドンに氷で出来たロシアの聖堂が出現
 [11日 ロイター] 英ロンドンのトラファルガー広場に11日、氷で作られたロシアの「聖ワシリー聖堂」がお目見えした。
 作成したのはロシアの著名彫刻家アンドレー・モロコフ氏ら。12トンの氷を使ったこの聖堂の高さは約5メートルで、完成までに7日間を要したという。
 この氷の聖堂は、ロンドン市とモスクワ市の交流プロジェクトの一環で、モスクワでは氷で出来たロンドン名物「ビッグベン」が作られた。
(ロイター) - 1月11日20時5分更新


ロンドンに氷で出来たロシアの聖堂が出現
 1月11日、ロンドンに氷で出来たロシアの聖堂が出現した(2006年 ロイター/Alessia Pierdomenico)(ロイター)20時05分更新

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【中国】広東カドミウム汚染:安全宣言で「飲んでも心配なし」
 広東省を流れる北江に人体に有害な物質「カドミウム」が大量流入した問題で、同省・環境保護当局は、カドミウムの濃度が安全基準を下回り、飲用に適したレベルに戻ったとして、安全宣言を行った。11日付で新京報などが伝えた。

 10日に発表されたデータによると、北江全域でカドミウムの濃度は、中国政府が定めた安全基準である「1リットル当たり0.01ミリグラム(約0.01ppm)以下」にまで下がったという。

 また、環境保護当局は、主要河川やダムなどに対して、検査を実施した。今後は、汚染の原因となっている工場などに対して、生産停止、閉鎖を含めた取締強化を行う。さらに、汚染を隠蔽した事例を分析したり、事故が起きたときの緊急対応策を整備したりすることにしている。

 なお、この「カドミウム流入事故」とは別に、北江支流にある大宝山鉱山の周辺地域では、鉱山廃水が原因とみられるがん患者の多発という問題も起きており、今後の課題となっている。

 写真は2004年6月の北江の様子。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)

(サーチナ・中国情報局) - 1月11日23時17分更新


【中国】広東カドミウム汚染:安全宣言で「飲んでも心配なし」
広東省を流れる北江に人体に有害な物質「カドミウム」が大量流入した問題で、同省・環境保護当局は、カドミウムの濃度が安全基準を下回り、飲用に適したレベルに戻ったとして、安全宣言を行った。(サーチナ&CNSPHOTO)23時17分更新

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米アップル、インテル製チップ搭載の新型マックを発表
 [サンフランシスコ 10日 ロイター] 米アップルコンピュータ<AAPL.O> は10日、インテル<INTC.O>製チップを搭載した新型マックを発表した。出荷も、この日開始の予定となっている。これはIBM製チップからインテル製に移行後、初めてのマック。
 アップル創設者のひとり、ジョブズ最高経営責任者(CEO)はマックワールド・トレードショーで「現在のiMacG5より、2─3倍速いスピードとなる」と述べた。
 新型デスクトップは、G5と同じ型・サイズとなる。(ロイター) - 1月11日7時40分更新


米アップル、インテル製チップ搭載の新型マックを発表
1月10日、米アップル、インテル製チップ搭載の新型マックを発表。アップル提供(2006年 ロイター)(ロイター)07時40分更新

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諏訪湖 「御神渡り」確認 氷が山脈のように隆起 長野
 長野県の諏訪市、岡谷市、下諏訪町にまたがる諏訪湖で9日、湖面の氷に亀裂が入り山脈のように隆起する「御神(おみ)渡り」が確認された。諏訪市の八剣(やつるぎ)神社(宮坂清宮司)が13日に拝観式を開き、正式認定する。御神渡りの出現は04年1月以来2シーズンぶり。
 湖面に張った氷が寒暖の変化で収縮、膨張して起こる自然現象。諏訪大社上社(かみしゃ)(諏訪市)の男神が下社(しもしゃ)(下諏訪町)の女神のもとへ通った道筋とされる。拝観式後は、過去の御神渡りの記録と照らし合わせながら、世相などを占う。氷の隆起は高さ40センチ、厚さは20センチほどだという。
 9日の諏訪湖付近の最低気温は氷点下11.7度。今冬は強い寒波の到来で全面結氷が例年より早まり、御神渡りの出現が期待されていた。【川崎桂吾】
(毎日新聞) - 1月10日10時11分更新


諏訪湖 「御神渡り」確認 氷が山脈のように隆起 長野
湖面の氷に亀裂が入り、山脈状にせりあがった御神渡り=長野県諏訪市側の諏訪湖畔で9日、川崎桂吾写す(毎日新聞)10時11分更新

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長野・新潟県境の集落孤立
大雪のため、新潟県津南町と長野県栄村を結ぶ国道405号が通行止めになり、孤立している秋山郷の集落を救援するため、陸上自衛隊高田駐屯地の隊員らが10日、重機やショベルなどで除雪作業を始めた(代表撮影)(時事通信社)21時25分更新

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