18億匹のホンモロコ 稚魚を放流へ 滋賀県 08年度から3年かけ
 かつては湖国の人にとって身近な魚だったが、10年ほど前から急に姿を消してしまった琵琶湖のホンモロコを復活させようと、滋賀県は2008年度から3年かけて、18億匹の稚魚を放流する計画を進めている。13年までに漁獲量を激減前の200トンに戻すのが目標で、計画への本格着手を前に、まず来年度から卵を確保し、親魚に育てる取り組みを始める。
 琵琶湖の固有種のホンモロコは体長約10センチ。春に湖岸のヤナギの根や水草に産卵に寄ってくるため、釣り人が竿(さお)を手に湖岸に並ぶ光景が風物詩となっていた。家庭でしょうゆで炊いて食べるなど身近な味だったが、漁獲量の減少とともに価格が高騰し、料亭などで食べる高級魚になってしまった。
 漁獲量は1995年までは年間約250トン前後で推移していたが、96年に急減し、04年には5トンにまで落ち込んだ。県水産課は琵琶湖の水位操作のほか、外来魚のブルーギルやブラックバスに卵や稚魚が食べられたのが原因とみている。県は長年、放流事業を続け、昨年度も約600万匹を放したが、漁獲量の減少に歯止めはかかっていない。
 来年度から、天然のホンモロコの卵を集めて彦根市の県水産試験場やびわ町の人工河川で親魚に育て、稚魚を確保する。08年度から、5ミリの稚魚を6億匹ずつ、安曇川や姉川など砂地のある河口に放流する予定だ。県水産課は「以前のように広く県民の食卓にホンモロコが行き渡るようにしたい」としている。
(京都新聞) - 1月26日0時39分更新


琵琶湖での漁獲量が減り続けているホンモロコ

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雑記帳 三重・鳥羽水族館にイカナゴお目見え
  三重県鳥羽市の鳥羽水族館にイカナゴがお目見え。透明な樹脂ビーズを水槽に敷き、海底の砂に潜って眠る特異な習性が観察できるよう工夫されている。
  伊勢湾でのイカナゴ漁が本格化する前の試験操業で採集された約200匹を展示。立春過ぎに伝統的なタモ網漁が始まるため、地元では「春を呼ぶ魚」といわれる。
  体長10~15センチで銀色。泳いでいる時間は短く、大半を潜って過ごす。ビーズ内で寄り添って眠る姿は、まるで氷詰めされた小魚のよう。【大原隆】
(毎日新聞) - 1月29日9時58分更新


雑記帳 三重・鳥羽水族館にイカナゴお目見え
透明のビーズの中にもぐりこんだイカナゴ(毎日新聞)09時58分更新

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