05/08/12 19:34
[来週の焦点]堅調な株価動向に関心、一段高なら円高・円債安に
[東京 12日 ロイター]
来週は、ITバブル後最高値を更新して上昇を続ける日経平均株価など株式市場の動向に注目が集まる。これまでの急ピッチの相場上昇で、株式市場には高値警戒感も台頭しているが、外国人を中心に投資家需要は強く、好地合いが継続すると見られている。株価が一段の上昇となった場合、円高・円債安が進行する可能性が大きい。
また、9月11日投開票の衆議院選挙に向け、自民党や民主党など各党は週内にマニフェストを取りまとめる予定。
<内外マクロ経済関係>
●各党が衆院選に向けマニフェストを取りまとめ
自民党は、郵政民営化法案を柱に、週内にマニフェストを取りまとめる方向。小泉首相は、「郵政民営化は、景気対策や社会保障改革、税金の負担軽減など、全てにつながる本丸だ」としている。一方、政権奪取を狙う民主党は、金融政策について、ゼロ金利・量的緩和政策の終息を公約に盛り込む方向で調整中。週のはじめにも正式発表する。また、自民党は、造反議員への対立候補絞り込みを急ぐ。
<マーケット関係>
●株式市場は高値警戒も、好地合いは継続
東京株式市場では、日経平均が上値のフシとして意識されていた昨年4月のITバブル後最高値を更新し、相場の基調は一変、強気ムードが充満している。これまでの急ピッチの相場上昇に伴い、高値警戒感が台頭しているが、外国人を中心に投資家の物色意欲は強く、好地合いが継続すると見られている。例年、旧盆休みとなるこの時期は閑散となるケースが多いが、今年は活況になるとの見方も出ている。
●外為・円債は株価動向を注目、株一段高なら長期金利は1.5%へ
外国為替市場や円債市場では、日本の景況感の改善に関心が向かう中、国内株価の動向に注目が集まっている。株式市場は好地合いが継続すると見られているが、株価が一段高となれば、さらに円高・債券安が進行することは避けられない。その場合、長期金利は1.5%をめざすことになりそうだ。
●来週の財務省入札予定
割引短期国債の入札・結果(16日)
20年利付国債の発行予定額(16日)
政府短期証券の発行予定額(17日)
政府短期証券の入札・結果(17日)
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札予定(17日)
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(17日)
<企業ニュース関係>
●旧盆休み、第1・四半期決算発表もほぼ一巡
旧盆休みとなり、例年この時期は企業の生産活動が止まる。この休み中に、国民がどれだけ移動したか、また、海外にどれだけ出発したか、行楽の状況が景気を占う意味で注目されそうだ。第1・四半期決算発表もほぼ一巡したが、旧盆明けから終盤戦となる。17日の帝国石油<1601.T>、12月期中間決算だが18日の昭和シェル石油<5002.T>などが原油高との絡みで注目を集めそうだ。
●新規上場は1社
旧盆休み中ということもあってIPOも閑散。当面は、17日にジャスダックに上場予定のビズネット<3381.Q>1社が予想されているのみだ。名証セントレックスに直近上場したクロップス<9428.NG>が、初値形成後は波乱となったものの、公開価格を上回っただけに、ビズネットの動きも注目される。