こんにちは

 

今日は、午前中・父と一緒に一件の見積り依頼がありまして、午後からは

二手に分かれて父は、もう一件増築工事をご検討中のお施主様のところへお話を伺いに

私は、別のお施主様とショールームへ行くようになっています。

 

午前中にお邪魔させていただいた奥さまとは、1か月前の年明けすぐにご連絡をいただいており、下見を予定していたのですが、奥さまが体調不良で延期・・・のち昨日まで、やり取りがない状態でした。

 

昨日、私がその後どうなったのかなと思い、電話をさせていただくと

【 複数の業者に見積り依頼をしたものの、どの業者も800万円~ 1000万円~と、奥さまの予想をはるかに上回る金額を口頭で言われたため、まだ正式なお見積りは手元に来ていないが、がっかりしており話を進める気にならない 】とのこと。

 

私自身、家を拝見したわけではないので、何とも言えませんが、

奥さんがご希望される工事内容に対する金額としては、あまりにも高額なため、

特別な事情があるのかなと推測。

 

以前に、800万円と言われた案件を250万円でリフォームした事例を基に、

一度、見に行かせてもらえないかと聞いたところ、渋々了解。

 

そして、今日の下見となりました。

 

さてさて、奥さまに話しを伺い、実際に家を拝見・・・・。

 

私と父が苦笑い。

現在、見積りに来ている業者の名前を聞いて、納得。

 

父の口から出た見積りは、あくまで概算で300~400万

余裕があれば、キッチンやお風呂などのグレードを上げて500万円程度。

 

これは、私たちが小さい工務店だから、手を抜くわけでもいい加減な工事をするわけでもありませんし、他社さんが施工するであろう内容と全く同じ内容の工事をしたとしての金額です。

 

では、なぜ工事金額にこんなにも差が出たのか・・・

 

それは、他の相見積もりを出している業者の場合、工事を受注したとしても

実際には工事を下請けの工務店に丸投げして、業者は営業と中間マージンで

利益を得るため、

『(工務店)下請けが工事に必要な本当の金額+営業さんの利益+受注した会社のマージン』

がお施主様への請求金額になるからです。

 

また、こういった場合に見積りを書く営業マンは実際に現場でつくる立場ではないので、

少しでもややこしそう(難しそう)な現場であった場合、いくらかかるのかがわからず、何かあった時のために予備の費用をたんまり計上している場合がほとんどです。

 

だから、実際に私たちが300~400で出来ると思っていても他社さんは800なり1200といった考えられないような金額が出てくるんです。

 

ただ、なぜそう言い切れるのか疑問に思う方も少なくないでしょう

それは、今回お見積りを出そうとしてる3社中2社が

弊社へ依頼してくださる会社だったからです。

 

もしかしたら、今回800万円と提示したA社に依頼したとして、大工としてくるのが私たちかもしれません。

1000万円のB社に依頼しても、工事を担当するのは私たちの可能性も十分あるでしょう

 

何も否定するつもりはありませんし、大きい会社が間に入れば経費として多額の費用はかかる一方、安心は買えるかもしれませんね

 

何を選ぶ根拠とするかはお施主様次第です。

私たちは、事実をお伝えしつつ大きな会社に比べ劣っている安心感という部分をいかに補うか日々、考え完成イメージ図をつくったりご納得いただけるまでショールームへ足を運んだりしています。

 

実際にかかる費用の2倍から3倍以上・・・

なんでそんなにかかるんですかね