男性版産休は実態に即していない。育児休業法改正案の中身。
前々から男性育休を促進しなければと言いつつも、
未だに日本の男性育休取得率は7%程度
しかも取得日数は10日以内がほとんどだそうです
10日で何がわかるの?
って感じですよね
そんなボロボロの日本の男性育休取得を促進するための法案が、
このコロナ禍で全然ニュースにとりあげられてないですが、
4月16日参議院本会議を可決し法改正へと進んでいました
しかし!
その実態は
トンチンカンな内容
改正法案の中身を確認しましたので、
簡単に紹介をいたします
■主な変更点
“出生時育児休業“
”出生時育児休業給付金“
の創設
いわゆる“男性版産休”とも言われているやつですね。
ですがこれが、創設する意味があるのかわからないレベル
その特徴は主に5つ
①生後8週間以内に最大4週間取得できる。
②その4週間は2分割して取得することもできる。
③出生時育児休業中は就労することもできる。
④出生時育児休業給付金の支給額は67%
⑤ 出生時育児休業給付金を受給していた期間は、育児休業給付金で67%支給される180日間の期間に含める。
⇨現在の育休は男女ともに働いちゃいけないことになってます。
それがなぜ、男性だけは働いてよいことになるの
ジェンダー平等を実現しようってSDGsの中に項目あったと思うけど
また昔のような考えに戻るの
男は優れている仕事をしているの
男はなぜ仕事を休めないの
③「今までの育休と違って申請は二週間前まで受け付けられます」って何当たり前のこと言ってるんだ?
→そもそも出産は前後するのが当たり前なのに、ちんたら「1ヶ月前までじゃないと受付できません」って
いつもの行政特有の、紙でやりとり発生してたり無駄な時間使ってるだけでしょ。業務効率化をすれば普通にできるにきまってるでしょ
④「育休中の給付水準の引き上げは見送り」
⇨なんで?
高所得者の児童手当とか削減しておいて。
なぜ見送りは許されるの
⑤これが菅首相キモ入りの政策なの?
しょぼすぎて何も言えないです。
かたちだけ育休取得する男性を増やしたいだけ。
実態は"育休中も働くことができる“を行使
「休めないのに、会社が育休とれってうるさいから」
って会話が増えるだけ
結果、育休とって働いてるんです。
結論:
何も変わらない。
以上が、
4月16日参議院本会議可決された改正法案を見て私なりに解釈した内容です
もしかしたら誤りがあるかもしれませんがその際はご容赦ください
本当にこんな法改正で良いのか
コロナ禍でほとんど報道されてないので、
もっと世論が高まってほしいです
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