第7章 運命の悪戯

-信じたい-

美紀side

今日は私の誕生日。
先週の事を聞こう…。私は心に決めた。ちゃんと話をしよう。


待ち合わせ場所につくと、優が手を挙げ
「美紀~」

「優…ゴメン待った?」
「いや…全然?」

「そっか…」

「行くか…」

「うん…」

買い物をしたり、久々にプリクラ撮ったり…いつもなら撮らないのに…。
イタリアンレストランでお昼を食べた。
いつもならいろんな話…してくれるのに…優はどこか…上の空…

ねぇ…何を考えてるの?あの女の人?優…

「なぁ…高校行ってみない?」

「えっ?高校?」

「久々に行こうよ」

「うん…」



そして私達は別々に車で高校に向かった。
車は近くのコンビニに停めて、歩いて高校に行った。

高校…。出逢った場所、告白されて付き合い始めた場所。私達の想い出の場所。




高校について…
「懐かしい~」
「そだね…。」

聞こう…聞かなきゃ…。

チラッと優を見る。無言のままの優。

「ねぇ…優」
「ん?」
「あのね?この前何してた?」

「ん~」

「女の人といたよね?」

「ん~…」

「仕事じゃなかったの?」

「ん~」

「ねぇ優ったら…」
「ん~」

「ねぇ…優…私の事どう思ってるの?あの女の人と付き合ってるの?優は今まであの人と逢ってたから忙しいからって嘘ついてたの?」

「ん~……」

「優…」
私は真剣に聞いてるのに…ん~ばっかり…

そんなにつまらない?

「優…別れよ」

「うん…」


へっ?うん?今…うんて…
そっか…優別れたいんだ…


「優のバカ~」
私は優の頬を叩いてその場から去った。

「えっ?美紀?」


いつの間にか流れていた涙。
想い出の場所で別れるなんて…
私は携帯の履歴から片倉君に電話をしていた。