卒業
優side

3月に入り、俺は無事に卒業した。
俺はすぐにバイト先で社員として働き始めた。

がむしらゃらに働いた。

休日も出来るだけ仕事に出た。


ある日の事…

「高橋ぃ~!お前頑張ってるなぁ…去年は去年でバイトで来てたし。」

「ハハッ…そりゃ、まぁ。俺、3年付き合ってる彼女にプロポーズしようと思ってて…。だから金貯めなきゃって…。」


「ほぅ?いつすんだぁ?」
「彼女の誕生日にって思ってんす。まだ先の話なんすけどね…」
「じゃあ頑張んなきゃな」
「はい…」

「どんな子だ?」

「可愛くて、料理上手くて優しくって…おっちょこちょいでそそっかしくて守ってやりたくなるんす。」

「ふっ。惚気やがって」




待ってて、美紀。幸せにするから…それまで待ってて…。











9月…
美紀の誕生日に逢う約束を取り付けた。
ちょうど日曜で予定合ってよかったぁ。


今日は約束の一週間前…。
婚約指輪を買いにきた。
実は、今日…美紀にデートに誘われたんだけど…ばれちゃダメだしな…。
断ってしまった。

「あのっ、すみません…」

「はい?何かお探しですか?」

「あの…婚約指輪を買いに…どういったのがいいですかね?」

「そうですね…こちらが人気の指輪なんですけど…いかがでしょう?」


「ん~…」


あっ…これ美紀にピッタリかも…

「あの…こっちのデザインにします…」
「はい…こちらですね」


よし…後は…来週美紀にプロポーズするだけだ。
美紀…OKしてくれるかな?