こんにちはニコニコ



9/19    浅草木馬館 劇団花吹雪桜

この日は、彩夜華さん中心の日でした
そして
10月の劇団荒城の予約開始日でもありました

10時の予約開始に向けて、姪と9:30には木馬館に行き、
列に並びました

木馬館の予約は工夫されていて
スピーディーにサクサク進みます合格
お昼の部開演時刻の12:00までには終わるはずでした

それなのに
この日は12時になっても終わらず
一部のミニショーは観られなかったのですしょぼん





やっと予約でき
ぎりぎりお芝居から観ることができました汗


この日の外題は【阿部定】

関西で彩夜華さんの誕生日公演の日に上演された芝居です
待ち焦がれていた芝居です


阿部定   彩夜華さん
吉蔵    京之介座長

吉蔵の元学友 愛之介副座長
バーのママ かおりさん
先輩芸者  あゆみさん
置き屋主  伍代つかささん

警察官   春之丞座長



荒城さんの芝居だそうです

有名な阿部定事件を元にしていますが
猟奇的な殺害方法だけ史実のままで
そこに至るストーリー及び人物設定は全てオリジナルです

期待通り見応えのあるお芝居でしたラブラブ

また、同時に

この芝居は、もっと進化するはず

そうも感じました



他人には理解できない形での
極限状態での恋愛成就です

定と吉蔵にとっては
これは猟奇殺人ではなく、
お互いの想いを昇華させるために必要な
ただ一つの方法です


説得力のあるクライマックスは
退廃美も加わり、強烈な名シーンでした


だから

そこに至るまでを

定と吉蔵の、葛藤や苦しみや迷いを
心の動きを
もっと覗いてみたいと思いました


これはきっとファンの欲張りな我が儘なのでしょう

でも、
花吹雪さんなら更に進化していけるはずです


多分、吉蔵の人生は
ずっと退屈なモノクロのようなものだったのでしょう

そこに激しい思いの定が一人加わったことで
吉蔵の周囲は、緊張し、歪んでいきます
歪みはやがて、吉蔵を傷つけます
その傷から流れる赤い血が
色の無かった吉蔵の人生に、
小さな彩りを与えたのではないでしょうか

身を呈して吉蔵を守った定が

最終的には、吉蔵を誰よりも傷つけます

身体から流れる大量の血は
赤く吉蔵を染め上げます

モノクロの世界に
鮮やかな色を与えたのが定です


自分の世界を変えた定に
全てを与える


吉蔵に訪れるカタルシスです




この舞台に血糊はありません

でも

全てが真っ赤なイメージに覆われていくような
そんなステージに見えました





彩夜華さんの定

女形とは思えないほど
自然で美しく哀しい定でした
溢れる思いが伝わってきます
綺麗な涙が印象的でした
嵌まり役だと思います




京之介座長の吉蔵

退屈している、気まぐれで我が儘な美猫のようです
最低なヒモ男なのに、とても魅力的でした
愛され方も愛し方もわからない吉蔵です
やっぱり嵌まり役です


元々は

荒城照師さんが、藤乃かなさんを迎えて
上演したものだそうです

迫力のある大柄な照師さん
小柄で感情豊かなかなさん

花吹雪版と
イメージが全然違います


全く違う美しさと
卓越した演技力での
きっと素晴らしいものだったのでしょう


観てみたいです乙女のトキメキぽってりフラワー



現実には
決して、断じて美しくなどない
おぞましい殺人を

舞台上で
どこまでも美しく
どこまでも哀しく

ラストが二人への救済であるかのような


そんな芝居でした


古典の心中ものに通じる世界です




キレイな涙を流しながら
「ごめんねぇ」と声を絞り出す彩夜華さん


腕と手の動きだけで
強い感情を表現する京之介座長


幸いなことに
来月
篠原演芸場でも観ることができます


必ず行きます






つい熱くなり
自己陶酔型な文章を書き連ねてしまいました
修正したいのですが
どこから直して良いモノやら
いやいや全てなので
直しようがありません


このままアップしてしまいます


ご不快でしたら
読み飛ばしてくださいませ





両座長の口上です
芝居での登場は、とても少なかった春之丞座長
でも珍しいスーツ姿が見れました





ミニショーは観れなかったので
グランドショーから


この日の主役
桜彩夜華さんです








京之介座長とご兄弟で照れ





桜愛之介副座長との相舞踊です






桜春之丞座長







三代目桜京之介座長






桜愛之介副座長





伍代つかささん




ラストショー

彩夜華さんを中心に















そして


今日のメルです猫








ありがとうございましたハート