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「この恋は、本物ですか?」
1話

キーンコーンカーン
授業開始五分前を知らせる予鈴がなった。

「やべっ!次、美術じゃん!」

「キャッ!移動じゃなーい」

生徒たちの声が聞こえてくる

私、イム・スンアは名門私立高チョンリム高等学校、芸術科の1年生

チョンリム高等学校には、私が所属している芸術科の他にも家政学科や文学科、理数科、美術科などたくさんの科がある。

私が所属している芸術科は将来、俳優や歌手、アイドルになりたいと思っている生徒が専攻する科である。


わたしは、将来、○○時代や、K〇RAや、AFTE○○〇HOOLのような一流アイドルになるためにこの科を選んだ。 
また、特別なことに芸術科を選んだ生徒は美術や家庭科、書道などあまり将来の人生に関係のないものなどの授業はでなくてよく、皆がその授業を受けている間は学校のダンス練習室で自主練習をしていても良いという学則があるため、みんなのように
「きゃー!美術だー」

とか、

「うわっ。美術とか」

などという不満タラタラな言葉を言わずに済んだ。

入学式が済んで早まもなく。

チョンリム高校の練習生としてこれからダンスや歌のレッスンに励む。


-練習室で-

「one、twu、three、fall  右、左、斜め、斜め…   はい、よくできました。あとは自主練習の時間です。頑張ってください!」

ダンス講師のチョン・アジョン先生が練習室を後にすると、練習生の人は歓声を上げたり、カバンの中からこっそりお菓子を出したりと色々なことをしている。

スンアは友達のへリムと真面目にダンスのレッスンをしていた。
お菓子を食べている練習生をみると心の中では
「そんなに甘ーいお菓子を食べてると糖分の固まりみたいになるのに。」
と思った。

歓声を上げて寝転がっている人を見れば、
「あーあ。可哀想に。ついにジョンソンがおかしくなった。このまま行くと脳みそ、腐って溶けるわね」

などといった残酷なこともしばしば考えていたが、黙々とダンスを踊る。

同じ学年の練習生にも目もくれず、ただひたすら踊っているスンアを邪魔するものがいた。
それは、スンアのダンスシューズだった。
スンアの母親であるチャングムがスンアの入学祝いに買った新品であった。

なので、履きなれたシューズを手放し、このシューズ一筋になるつもりが新品の今のシューズだと、履きにくいし、履き心地は昔のシューズに比べると悪い。
これで、ステップなんかを踏むと…。

「うわっ!」

シューズのかかとの部分を踏みつけてしまい、体がよろめき、開いていた窓からおちる…。

落ちると思っていたからだがふわっと宙に浮いていた。誰かに受け止められたのだ。

「あっ…。」

イ・ベッキョンだった。
ベッキョンは一学年上の高校2年で学園の女子の憧れの存在。
「ありがと…。うっ。」

同じ練習生のジョンソンが事の一件を知らずに近づいてきてベッキョンの頭をわけもなく叩いたせいで弾みでベッキョンの唇とスンアの唇が重なってしまったわけだ。

「あっ。ご、ごめん。」

ベッキョンが謝る。
しかし、もう既にときは遅し。
スンアの手がワナワナと震えだし、怒りに満ちた顔でこちらを向きながらいった。

「私のファーストキスを奪って…。
3倍返しだ!この、最低男!!!」

そういうと、スンアの鉄拳がベッキョンの顔面に炸裂した。

この日を境にベッキョンの頭からスンアが一秒たりとて離れなくなったのだった。

2話に続く…

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