「この恋は、本物ですか?」
第二話
ここは、チョンリム高等学校。
美術科や家政学科、芸術科などの科がある名門私立高校。
ここには、芸術科を専攻し、将来!○○時代やKA〇〇や、AFTER〇〇HOOL などといった人気アイドルになることを夢見る生徒ソ・スンアがいた。
ベッキョンがスンアを助けた出来事は瞬く間に学園中に広がり、また、スンアがベッキョンを殴ったという話もすぐに知れ渡った。なので、スンアは授業中や、休み時間などで女子から羨ましさと嫉妬の混じった視線を浴びていた。
しかし、スンアの元に入ってきた話題はけして良いものばかりではなかった。
ダンス講師のチョン・アジョン先生が暴力を振るう生徒は練習生の恥として、スンアの停学処分を求めてきた。
それに、アジョン先生以外にもスンアの停学処分を求めてきた先生は少ないわけではなく、流石にスンアのことをとても大切に思ってくれる担任のチェ・スンピン先生にもどうする事もできず、結局最後はスンアの停学処分が決定し、スンアは2週間、寮の自分とへリムの部屋で何もせずに過ごしていた。
「あnの、憎っき最低男!!!
今度あったら覚悟しろー!!!」
時折聞こえるスンアの声に掃除係のおじさん達は目を丸くしていた。
「な、なんだ?その声はw」
声がする扉の方をみるとそこには、
今年デビューしたばかりのアイドルグループ「C"LOW"N」のリーダーでこの高校の3年にあたるソ・カイだった。
「ちょっと、むしゃくしゃしてて」
スンアの顔が火照った。
カイとはスンアと仲の良い先輩だった。
カイとスンアが幼少時代からずっと一緒に入れたのは両家の親だった。
スンアの父は「K.Sエンターテインメント」という芸能事務所の社長だった。
元はスンアの祖父が始めた会社で祖父が社長だった頃にカイの父親が事務所の練習生としてレッスンし始めた。
その後、カイの父親は「B.L.Z」というグループからデビューし、大人気K-POPアイドルという肩書きを得て最終的には契約満了と言う形でグループは解散した。
解散とともにメンバーは事務所をさっていったが、カイの父親はそのまま事務所に残り、今も俳優として活動している。
そして、社長がスンアの父親に変わった後も事務所で働いている。
こういう理由により、カイとスンアは家族ぐるみの付き合いになっていた。
カイもスンアのことを妹のように可愛がった。また、スンアも父からカイを兄と思い、慕うことと言われていた。
しかし、スンアは父との約束を守れず、カイを兄と思う代わりに男だと思い、慕っていた。
その気持ちは、スンアが高校生になった今でも続いている。
「変わらないな、スンアは。昔も今も」
そう言いカイはスンアのベッドに腰掛けるとスンアの頭を撫でた。
「停学中と聞いた。聞けば上級生を殴ったそうじゃないか。女の子なのに力は強いなw」
カイはアイドルとしてデビューして、今やC"LOW"Nは人気アイドルの仲間入りを果たした。韓国内のアイドルで一番人気と言っても過言ではない。
人気になればなるほどスケジュールが詰まってきて今や学校も休学中だった。
いくら、ずっと仲が良かったといえど最近では会えない日も多く、久しぶりの再会でもあった。
それから、3時間が過ぎていった…。
スンアの寮に向かってベッキョンが歩いてきた。停学中になったスンアにあいにきたのだ。
「スンアさぁーん。元気ですか…。」
ベッキョンはスンアとカイが仲睦まじそうに話している姿を見てしまったのだ。
3話に続く
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