昭和30年の暮らしを調べた | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

 

    

おうちに関するモヤモヤを

暮らす人の目線で

整理して可能性を一緒に探します。

住まいのよろず相談承ります。

32年間勤めたハウスメーカーを辞めて、

関西から長野県伊那市の

茅葺き古民家に移住準備中

 
古民家を改修するとき、かまどを作る~!
と、ウキウキしていたのだけど、
かまどの位置を決めるにも決められずにいる。
 
建築士なのに、設計できない…アセアセ
 
今までかまどのあるキッチンを
設計したことが無く、
かまどの情報不足……

ってことで、
隣町の国会図書館に調べに行った。
 

【改良かまど】で検索してみると、
 
「農家の台所改善」
「これからの生活改善」
「農村文化」
「図集 農家の住まい」
 
など、昭和30年代の資料が出てきた。
 
写真がとれなかったのでここに掲載できない
ので詳しいことは割愛するけど、
知恵と工夫を凝らしていたんやなぁと
いうことがよくわかった。
 
農家さんの農繁期はとてつもなく忙しくて、
靴を脱ぐのも惜しく靴を履いたまま、

板の間に腰かけてお昼ご飯を
食べられるようにちゃぶ台を置くとか、
 
かまどの火を気にしながら、
お風呂の釜の様子も見られるように、
薪釜の位置とかまどは近くにするとか、
 
薪の生活が日常になると、
そういう心配りがいるのか!
 
土間にテーブルを置いて椅子に
座っている写真にびっくり!

テーブルの下に炉が切ってあって
炭が置いてある。
 
姉さんかぶりのお姉さんふたりが
椅子に腰かけて談笑しつつ、
裸足の足を炭で炙って暖を取っておられる…
 
その写真は掲載できないけど、
同じことをされている方がおられたので、
そちらのブログを…

 

 


こちら、素敵な一棟貸しコテージ!

お部屋の様子がこちらから見られます。

 

 石積をセルフビルドで!すごい!訪ねてみたいなぁ~



台所改善では、
羽釜など大きな窯を洗うためには
都会の流しの高さより低くするように、と。

なるほどねぇ…おねがい
 
農家の間取りの改善プランとして、
建築士たちが提案プランを作っているのも
掲載されていて、
 
建築学、民俗学で有名な今和次郎さんや
戦後の住宅建築の大家、清家清さんのプランも
あってとても興味深かった。
 
農家の住環境を良くしていこう!
という気概を感じる。

資料の中には大●と小●を分けるための
木製の和便器のイラストが…
 
記事を読んでびっくり!
肥料として、大●は小●の効き目の1/4、だとか。
 
大小を分けて利用を推奨するのは、
効き目の事だけではなく…

…ここに書くのはやめておこう。
爆  笑
 
昔の台所では「飼い水」のために、
桶を置いてお米の研ぎ汁や野菜くず、
残飯を貯めていたそうな。
 
今ではお米のとぎ汁を下水処理しているけど、
畑があれば水蒔きに使えばいいなぁ。
もったいないことをしているもんだ。
 
一番知りたかった改良かまどの設計図は
見つけらなかったけど、
土間をどう使うか、ヒントが得られた。
 
 
関西の国会図書館は地下が閲覧スペース。
地下なんだけど明り取り方が工夫されていた。
 
芝生が広がっているように見えるけど、

窓になっていて、地下の閲覧室の白い天井に光が回る。

ただ、本や書類の保管の為か、
機械で室温や湿度がコントロールされてて、
窓開けたい~!!となったのがちょっとね。
アセアセ
 

静かでムチャムチャ集中できる場所でした。
 
 
 
 
 
 
 
 

設計・監理は陶器二三雄建築研究所

施工は竹中・住友・五洋特定建設工事共同企業体

 

 

 

 
住まいのよろず相談 笑み太郎

一級建築士 池田 祐実英

 

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   無料期間:2024/10/15まで

対象の方:ZOOMを利用されている方、

アンケートにお答えいただける方  

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