住んでわかったお薦めできない床材 | 住まいと暮らしとお陽さまと

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日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

 

おうちに関するモヤモヤを

暮らす人の目線で

整理して可能性を一緒に探します。

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32年間勤めたハウスメーカーを辞めて、

関西から長野県伊那市の茅葺き古民家に

移住(予定)

建築士事務所開設と宿泊できる

場所づくりに向けて邁進中です。

 

これは持ち家には薦められへんわぁ!

という床材がある。

 東京で25年ぶりに賃貸のお部屋に

暮らして実感した。


賃貸の場合は「この床がイヤやなぁ」と

思えば引っ越せるけれど、

持ち家はずっと住むの前提やから。

 

賃貸住宅の改修は材料代と工事費含めてお安く、

工事期間が短く、

工事する人を選ばず(本当は選ぶんやけど)

というリフォームが求められる。

 

なので、重宝される床材であることは

間違いない。

 

さすが、パナソニックさん。

建築屋さんや施工者に選ばれる商品作るよねぇ。

 

その商品の名は「ウスイータ」

ベタなネーミングが関西を感じるなぁ。

(パナソニック⇒⇒松下電工は大阪の会社)

 

 

 

 

 

厚さ1.5ミリほどで、今ある床の上に

ボンドや両面テープで貼る床材。


素材は「ウッドプラスチックボード」

木の粉が入っているけれど、

結局はプラスチック。

 

そのプラスチックに木目を印刷したシートで

木目フローリングのように見せている。

 

汚れはさっと拭き取れるし、

傷つきにくくてお部屋を借りてる身としては、

助かると言えば助かる床やと思う。

 

なのに、なんでお薦めしないのか。

 

足がムチャムチャ冷える。

硬くて足への負担を感じる。

 

薄いまな板や下敷きの上で

暮らしているようなもので、


人や動物(昆虫、植物)が

気持ちいいと感じないんじゃないの~?

 

と、これはあくまで個人的な見解。

 

ショールームで実物を見て、触れて、

この床と生涯を共にする、と想像してみてね。

 

一般的なフローリングも触って、踏んでみて、

無垢板のフローリングも触って、踏んでみてね。

 

マスメディア、広告、業者の意見は横に置いて、

自分の好みを解ってあげましょ。

 ウインク


 

一級建築士 池田 祐実英

 

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