夢の世界☆山梨での糸つむぎ その4 | 住まいと暮らしとお陽さまと

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日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

1泊二日のアナンダ 秋の講習会。

最終日は綿の紡ぎ方を教えていただくぞ~!

 

その前に…染めの実習。

アナンダさんの藍はインド藍。

インド藍と日本の藍とどう違うのか、知らなかった。

 

インドの藍は木。

日本の藍は草。

そして、染液の作り方も全く違う。インド藍は沈殿藍。

(詳しくはグーグル先生にお尋ねを)

 

アナンダさんの『賢い藍染』は特性のビニル袋の中で、手を汚すことなく染められる。

講習生は着替えのつもり持ってきたTシャツや、昨日来ていた綿のワンピースを染める!とみんなワクワク。

 

私は購入した毛糸と布を染めました。

 

 

袋の中に染めたい生地を入れて、袋の空気を追い出してできるだけ染液と生地だけがある状態にします。

 

 

 

ビニル袋の中で生地を上からギューッと押して、染液が繊維の中をまんべんなく、しっかり通します。

 

しっかり押したら、ビニル袋の形を変えながら上の方に生地を移動させて、ギューッと押し絞ります。


(作業しているのは別の講習生です)

 

ビニル袋の中に残った染液でまた次のものを染めます。

 

大物を染めると空気と染液が混じって青くなります。

そうすると還元剤を入れて緑色に戻してまた染めます。

初めの染液に比べると色が薄くなるけれど十分染まるそう。

 

染をやりだすと、服を捨てなくなる、とおっしゃってました。

白いブラウスや色あせたTシャツも染めればまたよそゆきに生まれ変わる。

 

そしてこの「賢い藍染」は、手軽でいい!

ふと、思いついたことが とんびの染屋ならぬ、ユミエの染屋。

 

藍染めするから、染めたいもの持っておいでーっていうような。

ついでに染めますよ、ってにわかの染屋さんっていいかもなぁ。

ご近所さんに声かけたら喜ばれないかなぁ、、、、

とそうぞうしながらワクワク!

 

 

藍染め直後の生地は緑色。空気に触れて徐々に青色になります。


薄手の綿の生地。

 

藍で染めた毛糸。染液から出したら水でゆすぎます。

毛糸は上下に押してもいいけれど、横向きに揺らすとフエルト化が始まるそう。

 

アルカリに傾いているので、酢酸を少し入れて中和させます。

そして脱水して干す。

 

そんなこんなでお昼も近くなり、それぞれのタイミングでランチ。

今日は野菜たっぷりのボロネーゼとスペイン風オムレツ。

 

お料理の写真を撮り忘れたので代わりに「アナンダ食堂」の写真をどうぞ。

店舗(倉庫)と同じ敷地に建っています。外の景色を見ながらそれぞれ黙食。

 

 

お昼一番でフリースシートを仕上げる。

講習生それぞれの色とデザイン。どれもかわいかった💖

写真の取り合いっこすればよかったな。

 

表側。

毛先をひらひらさせているところと、くるんとループにするところ分けてみました。

レインボー染めの鮮やかなフリースにグレーのフリースを混ぜているので、優しい色味になりました。

(写真は家で撮影)

 

 

裏側。

ループにした毛先がフワフワ。。

経糸の始末は2本ずつよって、それまた隣のよったものとよってます。

って、言葉では説明しにくいなぁ。

 

 

 

 

フリースシートが終わると紡いだ羊毛を二本より合わせて「双糸」にしました。

「単糸」ではいびつな毛糸が「双糸」にするとかわいいファンシーヤーンになりました。

 

いびつだけどかわいいでしょう💖

 

ファンシーヤーンを創れるのはビギナーの間だけ。

上達すると作れないから、だって。!

 

ユウコさんやスタッフさんは「失敗の糸は無い」と言われます。

織ってみたら、編んでみたらいい味になるって。

ジャッジの無い世界がここにあるんだなぁ。

 

ファンシーヤーンも藍で染めて、そのあとは待望の綿の紡ぎ。

 

外にチャルカが大・中・小と置いているから選んできて、

と言われて、回転するところが大きい方が省力化になるんじゃないか?と「大」を選択。

 

こうやって、こうやるの。

とユウコさんがお手本にやってみせてくださる。

うわぁ、すごい、すごい、わぁ、糸が出てるぅ!とまるで魔法。

 

羊毛紡ぎで糸になる様子は何となくわかってるけれど、羊毛と綿では繊維の長さがまるで違って綿のほうが短い。

短い方が紡ぐのが難しいとか聞くけど。。。

 

で、やってみる。

あれ、「大」は大きすぎたみたい。「中」に替えてきます!

 

あれ?「中」も私の腕の長さ(?)には大きいみたい。

ということで結局「小」で紡ぐことに。

 

省力化、とかそういうんじゃなくて扱いやすい大きさってものがあるんだね。

 

あと2時間しかない!とかあせりながら、まずはインドの綿で練習、その後持参した和綿を紡いでみる。

白いのはインドの綿。白い糸に和綿(茶色)をつなげて紡いでます。

太いとこ、細いとこが入り混じってまだまだ未熟ですが糸ができた!

 

(写真は家で撮影)

 

 

明日からは一人で紡ぐことになるので、こういうときはどうしてなおせば?

なんでこうなるんだろう?とスタッフさんに質問を重ねてるうちにそろそろ帰り支度をする時間に。

 

 

羊毛紡ぎをしている人たちは、ユウコさんからスピンドルの使い方の説明。

紡ぐ感覚を忘れないようしないと次するときにまた一から始めることになるからね、一日5分でもやってくださいって。

 

スピンドルは「夢の世界☆山梨で糸つむぎ のその前に」のブログに掲載した

これ👇です。

 

講習生それぞれが欲しい器具、材料をユウコさんやスタッフさんに相談。

 

私もチャルカ(小)とハンドカーダーを購入。

これで家で紡ぎができる💖

 

干していた藍染の毛糸や布も取り込んで、帰り支度。

 

みんなが染めまくった最後の藍で染めたのでちょっと薄いブルーになったお手製ファンシーヤーン。

奥はセンナで染めた後に藍で染めた毛糸。もう少し濃い緑を期待したけど藍の色が薄くってセンナの黄色が残った緑色に。

 

我が家に到着した「チャルカ」

(すいすいと糸を紡げるようになったら、動画を撮ってお見せしたいな。)

 

 

 

そして、10月27日水曜日 17時過ぎにアナンダさんを出発しました。

 

一緒に過ごした講習生、ユウコさんやスタッフさんが見送ってくださいました。

「ありがとう! また来ますーーーー!}

 

持ち帰ったアナンダ会報 糸ばたかいぎ の最終ページに書いてあった文章が素敵でした。

 

  前略

アナンダでは、かなり昔に、お客に対して「いらっしゃいませ」というのをやめて「こんにちは」にいした。上下が無い方が良い。

また、講習でも、社員が「先生」と呼ばれることを禁じた。つまり上からの目線での講習態度はいけないとした。

   中略

社会に出来た基準「良い悪い」で生きると大変だ。自分の現感覚、喜び感覚でものを作る。この21世紀に何故に手で紡ぐのか?それは紡いでみればすぐわかる。

   後略

 

なんて良い学びの場所を探し当てたんだろう!!と自分で自分を褒めました。
先生とは呼ばないけれど、ユウコさんをはじめスタッフの皆さんから学ぶこと、刺激をいただくことたくさんでした。

 

帰りの運転中、手仕事をする友人たちの顔が浮かびました。楽しいと思うんじゃないかなぁ。

よかったら私の相棒フォレスター君に乗って山梨県まで爆走しませんか(^_-)-☆

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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