十数年振りにバンドを結成し、前回で3回目のライブとなりました。改めて感じたのは、昔も今もライブハウスという場所はやはり自分にとって魅力的な場所であるということです。しかし、それと同時に、ライブ活動を行ううえで今も昔も「これだけは許せない。」というのがあります。
何故か偉そうなPAさんや、何を憂いているのか態度の悪いスタッフさん等に対しては、さすがに免疫がついているので何ら問題ありません。逆に酒のツマミになる程度です。空気の悪い楽屋や汚いトイレなんかも、逆に大好きです。ノルマが高いのも、酒がお粗末なのも、今に始まったことじゃありません。
じゃあ、僕が許せないことは一体何か?
それは楽屋でのマナー違反です。
これは、ライブハウス側の問題ではなく、出演者側の問題です。通常のブッキングライブでは、狭い楽屋を5組以上、多いときには10組のバンドが使用します。出演者の皆が本番前に集中し、気持ちよくライブをやるためには、楽屋を譲り合う気持ちが最も重要だと思っています。
それでは、これまで僕が経験した数少ないライブ活動の中で、実際に起こった許せない楽屋でのマナー違反について紹介していきたいと思います。飽くまで個人的な主観ですので、気を悪くする方がいらしたら、どうぞご勘弁を。
①楽屋に引きこもる ( ゚Д゚)ヴォケ!!
基本的に楽屋は本番前のバンドに譲るのがマナーです。以前、本番まで時間のあるバンドや、すでに本番が終了したバンドに楽屋を占拠されたことがあります。本番前から、本番が終わった後も、そのバンドメンバー全員がずーっと楽屋で雑談してるんですよ。しかも出入り口付近で・・・。そして、僕らは「すいませーん。通りまーす。」なんて言って、その人達をかき分けてステージに上がり、本番終了後はその人達をかき分けて楽器をしまうわけです。たまりませんよ本当に。
ライブ経験の少ないうちのメンバーでも、そういったマナーは留意できています。それなのにライブ経験豊富なはずのバンドが何故できないのか・・・。
②鏡の前を占領 (#゚Д゚)y-~~イライラ
ステージ衣装や、メイク等、バンドのスタイルによっては準備に時間がかかるものです。もちろん理解はあります。しかし、それなら時間を短縮できるように、ある程度下地を作ってきたり、せめて本番前の30分くらいで終わらせる工夫をして欲しいもんです。以前、サウンドチェックが終わり、本番前まで何時間もずーっと鏡の前を占領するバンドがいました。僕らのようなオッサンバンドでも一応見た目は気にするので、鏡が使えないと困るんです。まあ、占領してたのもオッサンでしたけど…。仕方なく、その日は髪の毛をトイレで整えました。しかし、30分ステージのために数時間もメイク・ヘアメイクに費やすとは・・・、ある意味プロ意識ってやつなんでしょうか・・・。
③楽器を裸のまま放置 ( ゚д゚)、ペッ
楽屋でギターやベースを裸のまま立て掛けてあることってありますよね。あれは本当に勘弁してほしいです。あれは「 もし誰かが倒して、ネックが折れたりしても一向に構いませんよ。」と受けとって良いのでしょうか?
もしそうでないなら、僕らと対バンする時はせいぜい気を付けて欲しいです。うちのVo:KTくん、Gt:K‐sukeくん、Ba:KOHくんは、かなりの「うっかり屋さん」です。壁に立てかけてあるような楽器は8割の確率で倒します。本当に悪気はないんですが・・・。
④楽屋でセッションを始める q(゚д゚ )ウルセェ
本番前に軽く指を慣らすというのはよく見る風景ですが、以前、本番前でもないのに楽屋でセッション(歌あり)を始めるバンドに遭遇しました。正直、聞きたくもない音は雑音でしかありません。耳触りもいいとこです。さらに、セッションしている時点でそれだけで楽屋スペースも占領しているわけです。「もしかしたら、他の対バンさんに迷惑かな?」という発想はないのでしょうか?まあ、ないからやるんでしょうが・・・。
そういうことは、近場のスタジオでやるか、バンド個別の楽屋が用意されるレベルまでいってからにして欲しいです。
⑤女性メンバーをナンパしてくる ウザ―(゚Д゚)―ッ!!
対バン同士のコミュニケーションや、つながりは大切です。それは男女問わずあって良いものだと思っています。しかし、明らかに下心丸出しなのは勘弁してほしいです。
うちのバンドも前回まで女性ドラマーがサポートしてくれていたんですが、その娘はとてもコミュニケーション能力に長けていて、ミュージシャン同士のつながりをとても大切にする人です。なので、僕らのようなむさくるしいオッサンをいっさいスルーして、その娘ばかりとお話ししたがる男性バンドマンの気持ちは分からなくもないです。何より可愛い娘だしね。
しかし、彼女が求めるのは飽くまで「ミュージシャン同士のコミュニケーション」です。男女のそれではありません。どれだけイケメンで、自分に自信があるのかは知りませんが、勘違いして一線を越えようとしてはいけません。痛すぎます。
以上です。おっさんバンドマンの愚痴でした。(・皿・)