日曜日のお墓参り後は
自宅に帰らずに
娘の転勤先で療養しています。

ド田舎なので
イチバン大きな病院にも
常駐する内分泌医が居らず
(福岡より週イチで来るらしい)
血糖値問題を抱えた膵臓がん患者に
相応しい療養先かどうかは、さておき
皆が
娘さんの所に行ったら?と言うし
内分泌の主治医も
リモート診療をするし
急な事態が起これば
福岡の病院に連携出来るようにと
取り計らって下さったので
(ハム子の居住地より福岡が近い場所)
お言葉に甘えて来ています。


ハム子的には
今の状態なら独り暮らしでの療養も
大丈夫だと思うけど(歩ける、食べれる)
動けるうちに娘と居られるのも
最後になるかもなぁ…などと
しおらしい気持ちも湧いて来て
お邪魔することにしたのです。



ママを連れて来ると決めてたから
段取りして、掃除もした!
一部屋、ママの部屋にしたよ!
と、何故かご機嫌な娘。
ド田舎に似つかわしく無い
新築の新婚さんが住むような
オシャレな広めのマンションに
2年前の転勤時より住んでいる。
(家賃は会社から支給される)


案内されて、リビングに入ると…
汚ねぇ。
掃除の途中かな?


やっぱり、夜中の低血糖がコワイから
寝る場所は、わたしの寝室にしよう!

寝室の娘のベッドの隣に
ソファーベッドを運んで
サーモンピンクの布団を置いていた…

寝室も
足の踏み場ないほどに
散らかっている。
汚ねぇ。

しかも、
サーモンピンクの
布団カバー、
よく見たら
ハム子ん家のヤツやん!
滝汗滝汗
あの布団カバー……ママのじゃね?


悪びれもせずに娘が言う。

そうよ。いるやろ?
洗濯してあったし、かわいいけん、
この前、持って来た!

泥棒。

コッチはママの部屋!
わたしが仕事に行ってるときは
コッチの部屋で
ネットとか、しよ。
本も少しならあるし。

今どき、中々見ない
タコ足配線だらけの
部屋。
汚ねぇ。

コッチの部屋は寒いかも知れんけん、
ファンヒーター、あるよ!


ハム子ん家の
ファンヒーター!
チーンチーン

大泥棒。

1回目の悪事は出来心。
2回目は、そいつの性質だ。
正しく裁かなければいけない。
…と、佐方貞人検事は言っている。
(柚月裕子著、検事の死命)


何も食べるモノないんよ。
お買い物に行こう!
と、誘うので

ちょっとシンドイけん、
お茶でも飲んでから行こうよ。
と、答えると


あ、お茶とか無い。買おう!

ポーンゲッソリ
お茶も無い家とか、ある?
もう、なんやねん。

ハム子を療養させるために
どういう段取りをして、
どういう掃除をしたのか
知りたいわ!!!



だいたい、ファンヒーター重いのに
いつ運んだんやろ?
恐る恐る聞いてみると

ママの入院中に彼が
運んでくれたハート


泥棒カップル。