東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009092201000015.html



東アジア共同体を提案 鳩山首相、胡主席と初会談


2009年9月22日 13時27分




 【ニューヨーク共同】鳩山由紀夫首相は21日夜(日本時間22日午前)、中国の胡錦濤国家主席とニューヨークで就任後初めて会談し、日中関係について「互いの違いを認めながら信頼関係を構築し、東アジア共同体を構想したい」と提案した。両首脳は朝鮮半島非核化に向けて努力する考えで一致した。会談後、首相が記者団に明らかにした。


 首相は会談で「鳩山外交」の立場として、侵略戦争と植民地支配を謝罪した「村山談話」を基本的に踏襲する方針を表明。「お互いの立場の違いを乗り越えられるような外交、違いを認め合える関係が『友愛』だ」と述べた。同時に、日中間の「戦略的互恵関係」に触れ「もっと中身のあるものにしたい」と指摘した。


 これに対し、胡主席は(1)首脳レベルの往来を増やす(2)民間レベルの交流活発化(3)経済貿易関係強化・発展(4)アジアや世界規模の問題での協力(5)両国間に食い違いがある問題は大所高所から解決―の5点を提示した。


 東シナ海ガス田開発をめぐり、鳩山首相は「友愛の海にすべきだ」と強調し、共同開発に向けた「協定」締結を提唱。胡主席も「平和友好協力の海にしたい。大局の枠組みの中で正しい処理が必要だ」と応じ、近く事務レベルで意見交換したい意向を示した。


 胡主席は地球温暖化対策問題で、鳩山首相が打ち出した温室効果ガス25%削減の中期目標を念頭に「積極的な態度を評価する」と述べた。


 チベット問題に関して胡主席が中国の立場に理解を求め、鳩山首相は「チベットの地位は国内の問題だが、もし可能なら対話による解決を祈念する」と促した。会談時間は予定の40分をオーバーし約1時間だった。


 両首脳は中国の「食の安全」問題について、相互の信頼関係を強化する考えで一致した。中国で来月上旬にも開かれる予定の日中韓首脳会談の際に、再会談する見通しだ。首相は21日夜、会談に先立ち政府専用機でニューヨークに到着した。


 


(コメント)


東アジア共同体の構築は今後の日本にとって絶対に必要なものだと思う。歴史上、国という枠組みを少しずつ超えていかなければ、解決できない問題があるということは分かっている。平和な世界を目指す外交をしてほしい。民主党政権になって期待したいことは沢山ある。


ついでに…歴史認識について思うことだが、「あの時はごめんなさい、もう絶対に同じようなことはしません。これからはみんなで仲良くしましょう」と「自分は何も悪くないですよ。むしろ感謝して下さい」という態度では、コミュニケーションとして相手が受け取るものが違いすぎる。まぁ外国間の問題をそんなに単純化できないだろうけれど、ついつい子どもの世界に置き換えてしまう。困難なことがあったとしても、仲良くしながらお互いの価値観を共有し合って分かり合う努力をすることが大切なはずだ。当たり前なぐらい大切なことを当たり前に大切にしないといけない。そんな風に思う。