下半身が動けなくなって
トイレ事情がガラッと変わった
医療麻薬の副作用で
便秘気味なのか
ストレスなのか
脊髄圧迫なのか
放射線炎症なのか
便意はあるけど出てくれないから
苦しみ出す

主治医は息子の身体のことを思い

坐薬
浣腸
下剤

の提案をしてくる
三男坊はどれも嫌

母ちゃんはオムツの提案を受けた日

看護師さんも主治医からの指示なんで
朝から一日中何回も
便の確認
便を出す方法を決めたかを聞いてくる

三男坊も
だんだんそれに疲れてくる
できなくなった悲しさに
新たな問題

手助けをしてくれる看護師さん
つまり
人手がたくさんある日中に
それをした方がいいと言われる
でもそれは
本人の意志ではない
病院の都合である

と言うことは
したい時に便ができない状況を
病院が作っている

思春期なのか性格なのか
オナラも我慢をしてる
当たり前と言うか
常識でしょって
家族でない人が居たらできないでしょって
三男坊に言われちゃいました

わかるよー
だけど今君が我慢しすぎると
だめなんだよって言っても
無理なものは無理ですよね

大人は我慢できても
子供も恥じらいはあるから
我慢するのは当たり前なんです

うまいこといかない

何故か

個室に変わったけど

人の出入りが激しくなり
本人がかなり落ち着くことができない
そしてタイミングを逃す

尿意、便意があるかの質問を
繰り返される

誰だってウンザリするし
個室に変わることだけでも環境の変化がある
出したい時に出なければ
誰だって苦しむ

ただ
三男坊の場合は
脊髄圧迫のため
排泄器官のことがあるから
主治医も考えてくれていることは
わかるけれど

気持ちがかみ合わない関係は
本当に辛い

結果
先生の提案を受け入れてみたけど
ものすごく苦しみ
泣き叫び
怒り爆発

夜の主治医の回診は
顔も見たくなくなり
三男坊は拒否をした

母ちゃんは
それでいいと思った

次の朝
主治医は来てくれたけど
自分の言葉で断ってた

主治医も気持ちを汲んでくれた

一言母ちゃんは
じゃあ
誰に診察してもらう?って
三男坊に問いかける

じゃ
2人いっぺんなら
診察を受けると
主治医ともう1人の先生

それを伝えると
2人できてくれて
様子を伺ってくれた

色々あったその日の夜の回診に
先生と話を終わった後に
三男坊から

先生
昨日は僕も色々あって
先生に
会いたくないと言ってしまって
すいませんでしたと

頭を自ら下げて謝っていました

母ちゃんが促すことは一切なく

その姿に
母ちゃん
涙が出てしまい
慌てて拭きました

あんなに苦しんだのに
色々考えて
自ら頭を下げて

立派な14歳

癌よ
こんなに優しい息子に
住み着くのはやめて欲しい

毎日毎日努力している

息子の目標は

なおす

叶えてやってくれー

どうか
お願いします。