勉強は得意だけど、人にからかわれやすいBさん。

人が通るだけでオドオドショボーン


小学校までの経験がBさんをそうさせていた。


おうちの方からは、Bさんを守りたい気持ちが伝わってくる。


自信をつけさせたい。


勉強を通した成長のストーリーをどうぞ🎵


私「勉強は得意?」


Bさん「好きではないけど、やらないと言われるから。」


私「将来の夢は?」


Bさん「あまり人と一緒にしなくてもいいことができればいいな。」


私「なるほど。何か熱中できるようなものが見つかるといいね。」


本当によく勉強ができた。教科書の内容以上のことをするときが一番嬉しそう。


私「難しい問題なのに、嬉しそうだね」


Bさん「そお?」


私「そうだよ。できなくても、きちんと理解して、似たような問題はできるようにするやん。なんでそんなに頑張れるの?」


Bさん「それはねぇ。ヒミツ。」


とても気になったけれど、話したくなるまで待つことにした。きっと今じゃないのだろう。


でも、何かがひっかかる。なんだろう。経験したことのないものだった。


そんなモヤモヤもどこかに置きながら、私も毎週が楽しみだった。今日はどんなことをしようか。夏休みが半分過ぎた頃に、塾長に呼ばれる。


塾長「Bさん、転校するから今週で退塾します。」


私「えぇ!?急じゃないですか?」


塾長「理由は、終わってから話します。あと、保護者の方は本当に感謝していました。」


私「わかりました。」


その日のBさんはやっぱり元気がなかった。私も経験があるけれど、転校って不安しかない。

帰りに保護者の方が挨拶に見えられた。


保護者「ありがとうございました。Bが勉強に一生懸命に取り組めたのは先生のおかげです。」


私「いえ、Bさんは本当によくできましたよ。Bさんの能力です。私は本当にしなければならないことは何もできませんでした。」


保護者「本当にしなければならないこと?」


私「Bさん、自分に自信をもてるように自分のいいところを見つけなさい。そして、周りのひとのいいところを見つけなさい。それは、羨ましいとかではなくて、認めるって意味で。」



次回に続きます。