ゆうちゃんに逢えた0.03%の奇跡

ゆうちゃんに逢えた0.03%の奇跡

わが家に可愛い息子がやってきました。
生まれるまでにたくさんの事がありました。
NT,新出生前診断,巨大膀胱…
誰かの為になるなら…心の整理をしたい、息子が私達のもとに生まれてくれた事を一人でも多くの方に知ってほしいと思いブログを始める事にしました。

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心拍が戻ってからも、不整脈はあり体調の優れない日が続きました。

起きていると苦しがるので出来るだけ眠れるよう暗くしたり、ずっと抱っこでゆらゆらしたりしていました。

そんな日が何日か続き起きると体内の酸素濃度が下がり不整脈も強くなる状態に。
医師もみかねて少し眠らせてあげた方が楽といわれました。
その薬を使い効果が出ると酸素濃度は上がってきました。
でも起きて少しでも体を動かすと一気に下がるのです。

あまりにも辛そうだったので
セデーションを希望しました。
私は医療関係者なので、看取りの現場に立ち会うことがありました。

苦しいならばやはり苦痛をとってあげたい。
わが子が苦しむのは見ているのも辛く何度も目をそらしてしまいそうになりました。

上と相談しますと言われ返事を待ちました。
数分後、連絡がとれたのでセデーションを始めましょうと。

起きては薬を繰り返しました。
その間主人に寝て休むよう言い私は息子を起きてみていました。

朝夜明けとともに心拍が急激に落ちてきました。
心拍を上げる薬をどんどん増やしても状況はかわりませんでした。

医師がさらに薬を増やそうとしてくれていましたが
「もういいです」
と伝えました。

そして抱っこして家族3人になってもいいですかと伝えました。
主人はいつも息子にきかせていた『星に願いを』をとっさにかけました。



そして私達の胸の中で息子は眠りました。
呼吸を止めた後も心臓をしばらく動かしてました。
不思議なもので声がきこえたわけでも文字が見えた訳でもないのに心臓が止まったときに
『ぼくかっこよかったでしょ』と伝わってきました。

妊娠中から読んでいた南山みどり先生の電話カウンセリングを受けることができ、
息子は何を伝えたかったのか聞いてみると『もうママに伝えてあるよ』と。

主人とも話していましたが今回のことで命の大切さ、家族の大切さ、時間の大切さを学びました。

息子は身をもって伝えるために生まれてきてくれたチャレンジャー。
私の昔からのことを指摘され、息子はずっと前から私のことを見ていたんだなぁと実感しました。

何より嬉しいことはこの子また戻ってくるわよ、と。
その為には焦らず息子の来たいタイミングで…とのことでした。
また、子どもを生むってこういうことなんだよ。
もし普通に生まれていたらママ自分を追い詰めていたよ。病院にいたらほどよく子育てできたでしょ、と。

最後に言われたのは『ママ大好き、愛してるよ』

ゆうちゃん、大好き、愛してるよ。
短い時間だったけどすごくすごく凝縮していた時間でした。
ママもパパもゆうちゃんが大好きで大切で宝物で、ゆうちゃんに会いたかったんだよ。
時間が経てばたつほどゆうちゃんがかわいくお別れすることを考えることが辛くてたまりませんでした。
苦しい思いをするとわかりながら二人のもとに生まれてきてくれてありがとう。
何回も点滴の入れ替え頑張ったね。すごくかっこよかったよ。

いつまでもパパとママはゆうちゃんのパパとママ。
いつでもまもってあげるからね。
ママより

この写真だけは目隠しなしでニコニコ