僕には感情がない
怒りや悲しみが分からない
だからいつも笑うことにしているんだけど、それを気に入らないと思う奴らがいるようで下校途中でからまれた
「いつもニヤニヤうぜーんだよ」
バキッ、ガキッと耳障りな音が頭のなかで響く
殴られてるんだから当然なんだけど…
(痛いなぁ…早く終わんないかな…新しい本も読みたいし)
腹に蹴りがはいり、僕は派手に転んでしまった
(制服汚れたなぁ)
「なんとか言えよこら」
髪を掴まれ無理矢理に顔をあげさせられた
(なにか言わないとだめなのかな)
しばらく考えてみたけど、言いたいこともないから素直な感想を伝えようと思い僕の言った言葉はごく短いものだった
「体が痛い」
「なめてんのか?」
気に入らないみたいだ
頬を拳で殴られながら、僕は時間を気にしていた
そろそろ日が暮れる
ガツン
ひとつの固い音を最後に打撃がやんだ
ドサリと重いものが地面に落ちる音がして僕はやっと解放された
簡単に説明すると、僕が倒れた時に手に当たったコンクリート片で相手の頭を横から殴っただけなんだけど効果はあったみたいで一安心だ
「あぁ…帰ったら大変…」
傷の手当や制服の汚れ、シャワーや親へ説明なんかの心配が頭をよぎる
「まぁいいか…不良にからまれただけの被害者だし」
首に指をあてるとちゃんと脈はあり、呼吸も確認できた…生きてはいる
「風邪引かないようにね」
制服についた土をはらうと家に向かうために歩きだした
いつもの笑顔のままで
怒りや悲しみが分からない
だからいつも笑うことにしているんだけど、それを気に入らないと思う奴らがいるようで下校途中でからまれた
「いつもニヤニヤうぜーんだよ」
バキッ、ガキッと耳障りな音が頭のなかで響く
殴られてるんだから当然なんだけど…
(痛いなぁ…早く終わんないかな…新しい本も読みたいし)
腹に蹴りがはいり、僕は派手に転んでしまった
(制服汚れたなぁ)
「なんとか言えよこら」
髪を掴まれ無理矢理に顔をあげさせられた
(なにか言わないとだめなのかな)
しばらく考えてみたけど、言いたいこともないから素直な感想を伝えようと思い僕の言った言葉はごく短いものだった
「体が痛い」
「なめてんのか?」
気に入らないみたいだ
頬を拳で殴られながら、僕は時間を気にしていた
そろそろ日が暮れる
ガツン
ひとつの固い音を最後に打撃がやんだ
ドサリと重いものが地面に落ちる音がして僕はやっと解放された
簡単に説明すると、僕が倒れた時に手に当たったコンクリート片で相手の頭を横から殴っただけなんだけど効果はあったみたいで一安心だ
「あぁ…帰ったら大変…」
傷の手当や制服の汚れ、シャワーや親へ説明なんかの心配が頭をよぎる
「まぁいいか…不良にからまれただけの被害者だし」
首に指をあてるとちゃんと脈はあり、呼吸も確認できた…生きてはいる
「風邪引かないようにね」
制服についた土をはらうと家に向かうために歩きだした
いつもの笑顔のままで