「私って毒親なんだ」
こう気がついたとき…
長女は数年前から心の病を患い
もちろん今は普通に生活をしていますが
2年ほど前から買い物をする頻度が
増えてきたのです。
買っても、封を開けず
その辺に置いたままだったり。
高価なものを他人にプレゼント
してみたり。
もちろん、こんな事をしていると
支払う事が出来なくなるのです。
初めのうちは浪費家のムスメ
くらいに思っていたのですが
日に日にエスカレートする、
買い物の量が。
このままではマズイと思いながらも
支払いを手助けしてしまう私。
そのうち改善されるだろうと
思っていたのです。
「来月は必ず、来月こそ返すからね」
この言葉を何度聞いたのかな
その度に私も祈るような思いで
「きっと来月は大丈夫」そう
思うようにしてきたのです。
波はあるものの、このままいけば
彼女はダメになってしまう。
「家族に迷惑をかけてばかりの
私なんて、いなくなった方がいい」
しばしばそんな言葉を
口にするようになってきたのです。
愛おしい気持ちでいっぱいなのに
どうしてそれをうまく伝えることが
出来ないのか歯がゆいです。
「私…毒親なんだ」
気が付かないふりをしてきましたが
私は娘にとって毒親だったのだと
思いました。
長女が小さい頃
私が母から怒られることが嫌で
（同居だった）
母が怒る前に、私が子供を怒る
そうすることで私は
キチンと母親をしていると
実母に認められたかったのです。
私が母に認められるために
子供達に厳しくしていたのです。
そして私も同じように
毒親に育てられたので
愛情のかけ方を知らなかった。
子供達を大好きだけど
愛情の伝え方が分からなくて
子供達からの愛情を
受け取ることも出来いのです。
その結果が今の娘たちを
作っている、これは現実なのです。
娘が苦しむ姿を見ると
申し訳ない気持ちでいっぱいに
なってしまいます。
娘は私に迷惑をかけて悪いと
言います。
それは違うのに…
大切な人を幸せにしたいと
そう思って育てて来たのに
辛い思いをさせてしまうなんて
想像もしなかったのですから。
過ぎてしまった過去は
取り戻せないけど
今度は私自身が変われば〜
なんて言って逃げたりせず
しっかりと娘が変われるように
私も協力していきたいと
思えるようになりました。
