この小路はまぼろしか?はたまた現実か? 空間の狭間に佇む白の小舎。


京都市上京区佐竹町110-2  「ヱントツコーヒー舎」  【1760】



京福電鉄「北野白梅町駅」を下車し、出入口②から今出川通に出て北野天満宮方向へと東進し、途中天神さんの大鳥居を左手に仰ぎつつ、さらに六軒町通まで進み向い路地を上る(左折)   その約100㍍先右手に佇む、まるで寓話の世界から舞い降りたような白壁に映える煙突が目印の、秘密のコーヒー舎です。



昔両隣に在った「卯建(うだつ)」の間を埋めるように、約80年前なかば強引に建てられた京町家をファンタスティックにリブートしてあり、そのファーストステージとして奥のカフェに繋がる通り庭の部分を「まぼろし小路」と名付け、アメージングな演出を施してあります。

また向こうに見える赤煙突の部分は、昔の火袋にあたりますよ。



なるほど此処も彷徨い訪れるのはニャンコなんですね。



舞台セットのような細部のディテールまで拘った小道に入ると、その世界観に一気に引き込まれます。



マジックアワーのような彩の天井、ささけたタッチの壁、風雨を重ねたレンガ等々、完璧ともいえるその演出力は、オーナーの以前の職業が映像関係の仕事だったとお聞きし、思わず納得。



ドンズマリの扉を開けると、セカンドステージである本来の「ヱントツコーヒー舎」になっています。



僅か9席のコンパクトな店内には、効果的にアンティークな調度品が散りばめられ、一層しっとりと趣きのある空間に仕立ててあります。



此処其処に見え隠れするニャンコがまた愛らしい(写真はレジスター)



メニュー表①
その字体にまで懐かしさを連想させる徹底ぶりは見事。



メニュー表②
ブレンドは4種類のビーンズを使用したストロング系のため、ライト系を好まれる方はこちらからチョイスします。



「ヱントツブレンド 500円」

一口ふくむと苦みとコクがズドーン!とおそってくる一服で、ストロング系大好きのおやじにとっては「これでなくっちゃ!」と思わずニンマリ。  その後の余韻もピュアで雑味がなくスッと消え、申し分なし!   さらに温度もちょうどよい塩梅でしたよ!  



「NYチーズケーキ 500円」

しっとりとした食感とともに、チーズの濃厚な味わいが秀逸な手作り感満載のケーキで、もちろん珈琲にもピッタンコですよ♪(大きさも普通の1.5倍はあります)


帰り際オーナーに色々と(京町家について)質問をぶつけてみましたが、いずれも快く丁寧に答えてくださり、全てをひっくるめのんびりと穏やかなひと時を、過ごすことができました。
ありがとう。  またフラフラと迷い込みます。