本年もミシュランガイド・ビブグルマンに輝いた御所南の名店。
京都市中京区丸太町麩屋町西入ル昆布屋町398
「手打ちそば 花もも」 【1739】

京阪「神宮丸太町駅」を下車し出入口①から丸太町通に出て鴨川を渡り、御所を右手に仰ぎながら約800㍍西進し、麩屋町通角の4軒向こうに佇む、「昭和初期型*」の京町家が目印の手打ち蕎麦専門店です。
*昭和初期からの京町家は大別すると、総二階→看板建築となりますが、狭義の場合双方の間にこの「昭和初期型」が入ります。 定義としては総二階の外観に、1階部分は出格子の代わりに腰壁が設けられ(一部タイル貼りもあり)、すりガラス窓や真鍮やアルミなど金属製のパイプ格子が取り付けられている、、となります。
但し、おやじのコラムでは専門家のように厳密にするのではなく、ゆるい感覚で分類していますのでご容赦願います。

さて本題に戻りましょう。
築60年とされる比較的若いこの町家は、奥行きが無いため少々圧迫感を感じ、1階には長テーブル席が2つと、約10名も入れば満席となるコンパクトな造りとなっています。

但し全体を淡いブラウンで纏め、更にはわびさびを連想させる設え点々と施してあり、蕎麦をいただくには最適の雰囲気づくりがなされています。

2階も客間になっており、許可を得て拝見させてもらいました。

御所に面したガラス窓からは春の日差しがさしこみ、1階とはまた風情の違う柔らかさを感じます。

引き戸の向うがわにある「麺打ち場」
1階の厨房のスペースを覗き「何処で蕎麦を打ってるのかな?」と興味をそそられましたが、2階に設えてありましたよ。

お品書き①
デフォのざる・田舎で770円とは、お店のグレードを考えると破格値といえます。

お品書き②
一品モノには京らしい「にしんの棒煮」や「くみあげゆば」があり、それらを肴に一杯引っかけたい気分になりましたよ。

お品書き③
その日本酒のチョイスにも店主の拘りが見て取れますね。

「鴨ざるそば 1,340円」
シンプルな出で立ちなれど、蕎麦の艶やかさとおつゆに薄っすらとはる鴨の脂に、「間違いなく美味い」を確信しましたよ!

先ずはいつもの通りおつゆを漬けず、そのままいただくことにします。 細麺の二八(蕎麦粉8:小麦粉2)は、しなやかさとともに心地よい歯切れを覚え、喉ごしも軽やかで鼻腔を(香りが)くすぐり、技量の高さが窺えます。

野趣溢れる厚切りの鴨肉と、生姜がキリリと効いた団子が入ったおつゆは、蕎麦の旨味を邪魔することなく、もう一段高みに引き上げ言うこと無し! またかえしの塩梅も見事!
ズッ、ズッ、ズーッと一気に平らげたあと、ざるをひっくり返し見ても、お盆に水滴は一滴も落ちておらず、全ての工程において隙の無い仕事ぶりには凄みさえ感じました。 う~ん、これは暫く通い詰めて、全メニューをコンプリートしてみたくなりましたよ。
◎皆さんも蕎麦屋でざるを食べたあと、ひっくり返して見てくださいね。 受け皿やお盆に水滴が落ちていたら、それは「水切り」が上手にできていない証拠です。 出来そうで出来ない技なんですよ。
京都市中京区丸太町麩屋町西入ル昆布屋町398
「手打ちそば 花もも」 【1739】

京阪「神宮丸太町駅」を下車し出入口①から丸太町通に出て鴨川を渡り、御所を右手に仰ぎながら約800㍍西進し、麩屋町通角の4軒向こうに佇む、「昭和初期型*」の京町家が目印の手打ち蕎麦専門店です。
*昭和初期からの京町家は大別すると、総二階→看板建築となりますが、狭義の場合双方の間にこの「昭和初期型」が入ります。 定義としては総二階の外観に、1階部分は出格子の代わりに腰壁が設けられ(一部タイル貼りもあり)、すりガラス窓や真鍮やアルミなど金属製のパイプ格子が取り付けられている、、となります。
但し、おやじのコラムでは専門家のように厳密にするのではなく、ゆるい感覚で分類していますのでご容赦願います。

さて本題に戻りましょう。
築60年とされる比較的若いこの町家は、奥行きが無いため少々圧迫感を感じ、1階には長テーブル席が2つと、約10名も入れば満席となるコンパクトな造りとなっています。

但し全体を淡いブラウンで纏め、更にはわびさびを連想させる設え点々と施してあり、蕎麦をいただくには最適の雰囲気づくりがなされています。

2階も客間になっており、許可を得て拝見させてもらいました。

御所に面したガラス窓からは春の日差しがさしこみ、1階とはまた風情の違う柔らかさを感じます。

引き戸の向うがわにある「麺打ち場」
1階の厨房のスペースを覗き「何処で蕎麦を打ってるのかな?」と興味をそそられましたが、2階に設えてありましたよ。

お品書き①
デフォのざる・田舎で770円とは、お店のグレードを考えると破格値といえます。

お品書き②
一品モノには京らしい「にしんの棒煮」や「くみあげゆば」があり、それらを肴に一杯引っかけたい気分になりましたよ。

お品書き③
その日本酒のチョイスにも店主の拘りが見て取れますね。

「鴨ざるそば 1,340円」
シンプルな出で立ちなれど、蕎麦の艶やかさとおつゆに薄っすらとはる鴨の脂に、「間違いなく美味い」を確信しましたよ!

先ずはいつもの通りおつゆを漬けず、そのままいただくことにします。 細麺の二八(蕎麦粉8:小麦粉2)は、しなやかさとともに心地よい歯切れを覚え、喉ごしも軽やかで鼻腔を(香りが)くすぐり、技量の高さが窺えます。

野趣溢れる厚切りの鴨肉と、生姜がキリリと効いた団子が入ったおつゆは、蕎麦の旨味を邪魔することなく、もう一段高みに引き上げ言うこと無し! またかえしの塩梅も見事!
ズッ、ズッ、ズーッと一気に平らげたあと、ざるをひっくり返し見ても、お盆に水滴は一滴も落ちておらず、全ての工程において隙の無い仕事ぶりには凄みさえ感じました。 う~ん、これは暫く通い詰めて、全メニューをコンプリートしてみたくなりましたよ。
◎皆さんも蕎麦屋でざるを食べたあと、ひっくり返して見てくださいね。 受け皿やお盆に水滴が落ちていたら、それは「水切り」が上手にできていない証拠です。 出来そうで出来ない技なんですよ。