「鳥取砂丘おやこ模型飛行機教室」まで後20日あまり。 ここに来て思わぬ事態が発生した。

過去2回の教室で使っていたライトプレーンの教材機の製造元である「ユニオン」が倒産し、調達不能になってしまったのだ。 代替機を協会より提案していただいたが、どうもしっくり来ない。 また他の事情もあり、今回は協会の力を借りないことにした。

さて、ユニオンに変わる教材機だが、ここはすんなり決定した。
長年培ってきた「科学遊び」のネットワークが大いに役に立った。 今までは「これで」だったのが「これもあるし、これも使ってみたい」と選択肢が一気に増えた。
考えてみれば「ユニオンの倒産」も、現代の子ども達が「模型飛行機」に関心を示さなかったのが大きな要因と言える。 でもそれは、今の大人が子ども達に伝える努力を怠っていた面も同時にあり、私達大人も反省すべき点だと思う。

色々な教材の中で、子ども達に興味を持ってもらう選択肢が出来る。 今までとは一味違った教室が出来ると確信した。

もう一点の懸案は「座学」。 簡単に言うと「何故飛行機は飛ぶか?」を子ども達に解りやすく教える事。

これが一番難しい。
チョットかじった人なら「航空力学の基礎である、ベルヌーイの定理を教えればいいじゃん、、。」と言う事になる。
確かに教科書やインターネット、専門書の大半は「ベルヌーイの定理」によって説明されている。
が、しかし10年前から全世界で、この法則についての「反論」が始まり、それに伴った矛盾点も多く見つかっている。

私達の周りでは「その異論」にあえて蓋をして、今まで通りの解説をされている方が多い。 

僕はそれには「違和感」を感じてきた。

すでに矛盾点を指摘されながら、ある意味「うそ」と知りつつ教える。 以前にも書いたが「科学は仮説の上に成り立っている。」のだ。 「コウなんだ」では無く「コウだけど、今コウいうこともあるよ」と素直に言うべきだと思う。

かえって混乱する? いいえそれも教え方、伝え方なのだ。

僕の出した結論はコウだ。
「飛行機は何故飛ぶのか?」長い間「ベルヌーイの定理」と言う法則により、翼の上面を流れる気流が、下面を流れる気流より早いため、上面の圧力より高い下面の圧力により、翼が押し上げられる力(揚力)が発生し飛ぶと思われていた。
がしかし、最近の研究ではニュートンの運動法則も関っている事が分っている、、、。

・・・とこんなフウに言うと「益々解るはずがない」と思われますよね。
実際には噛み砕き、簡単な絵を見せ、「ベルヌーイの定理」の簡単な実験も入れて、大まかに2つの理論がありますよ、と教えるつもりです。

そして最後に、今でも規模の違いこそあれ「風洞実験」により、解析を重ね飛行機が造られている事を教えたいと思います。
皆さん信じられます? ライト兄弟が1903年に初飛行に成功した際、考案された風洞実験が、現代の最先端の風洞実験施設のやり方と規模の違いはあれほぼ同一であると言う事実を、、。

*皆さんにお願いがあります。
デモンストレーション用のゴム動力飛行機を作っていただける方、募集します。
ご連絡くださればお持ちします。それではよろしく。