6月に入り、道路脇や法面に「オオキンケイギク」の黄色い絨毯(群生)を見かけるようになった。 若葉台でもバイパスの両脇に見ることが出来るこの花に、「綺麗だなぁ、、。」と魅入られた方も多いはず。

オオキンゲイギクは北アメリカ原産のキク科の多年草で、花びらの形がニワトリのトサカに似ていることから「大金鶏菊」と命名された。 園芸種として輸入され、また法面の緑化対策に使われたところから、現在は全国各地に野生化している。

今事業を進めている「みかんの森」の「お花畑ゾーン」に、このオオキンケイギクの種子を採って蒔く計画を立てた。
ただ、ひとつ気になることがあったので、詳しく調べてみる事にした。

僕は基本的に、自身の庭であろうが公園の花壇であろうが、園芸種を植栽する場合、環境影響を考える。 この植物(外来種)を植えることにより、拡散し在来種への影響がどの程度あるのかどうか注意を払う。

調べた結果、「嫌な予感」が当たった。
オオキンケイギクは2006年2月1日付けで、環境省の外来生物法「特定外来生物指定種」となっていたのだ。 平たく言うと、この植物は新たな場所に植栽したり、種を蒔いたり、売り買いしてはいけない植物であると言うことなのだ。 それに違反すれば、罰金刑もありうるというものだ。(よほどのことが無い限りここまでは無いと思うが、、。)

ここまで読んでいただいて、大半の方は「そんな事ってあるの???」と思われるはず。 外来種が在来種に及ぼす影響は、植物に限らず、動物、昆虫、細菌まで多種多様だ。 またそれらの影響の度合いも専門家により見解が多く分かれることも事実だ。 その部分は別にして「ここで声を大にして言いたい」のは、それら情報が世間一般に殆んど知らされていないと言う事だ。

「対策が必要」と言いながら、実は無策状態。 そのリストを見直してみると、自身指定種であることを知らない植物が数種あった。 勉強をしている僕でさえこうなのに、一般の方にはどれが「指定種」なのか判別できるはずも無い。

やはり国は「本気で拡散を防止」したいのなら、もっとPRすべきではないのか? ただリストを作って会議資料やHPに掲載して終わりではおかしいのではないか?
ただ誤解しないで欲しいのは、「指定種」だから「駆逐」せよ。と言うことではない。 これ以上拡散しないように「注意を促す」事が大事なのだ。 人間のエゴで輸入され、始末に困りポイ!ではあまりに情けないではないか、、、。

上記の事情により「お花畑ゾーン」への移植は断念します。 他の植物を考えます。

「指定外来種」について詳しく知りたい方は「環境省」のHPを見て下さい。 よろしく。