16日政府は「2007年度版農業白書」を発表した。

その中で食料自給率(カロリーベース)が40%を割り込んでいることに、政府は強い危機感をもっているが、僕はそれ以上に同時に発表された「各国のフード・マイレージ」に注目したい。

このブログを読んで頂いている方には、度々出てくるこの言葉、今更説明する必要が無いかもしれないが簡単に今一度説明しておく。
フード・マイレージとは、食品をどのくらい遠くから調達してくるかを示す指標で、その算出方法は食糧輸送量に輸送距離を乗じて算出する。 輸送距離が長いという事は、CO2の排出量も自ずと増加する事につながる訳で、その削減が温暖化防止策の一つとして有効であるといわれる。

各国のグラフの比較を見てみよう。
日本9,002億トン・Km、韓国3,172億、アメリカ2,958億、イギリス1,880億。
実に日本はイギリスの約5倍、アメリカの約3倍と言う驚くべき数字となっている。
また、日本は同時に年間に1900万トンの食料も廃棄しており「大量輸入と大量廃棄」を繰り返しているのである。

私たち日本人は、知ってか知らずか「快適な暮らしを維持」するために「世界中からお金の力により物を買い付け、大量消費し大量廃棄している。」 企業の利潤追求のため、無意識のうち環境悪化に手を貸し、また「毒入ギョーザ」に代表される危険な食品にさらされる、、。

こうして、全てのしわ寄せが私たち庶民を直撃する。
庶民の努力より先に、先ずこの部分から変える「姿勢」から政府は見せるべきと思う。
経済優先で統計だけ発表して行政指導もしない、その一方庶民には「締め付け・半ば強制」を押し付ける。 これって変だよ。

今こそ、食の安全、排出量削減、自給率を上げるためにも、日本の農業政策の中長期的なビジョンを打ち立てて欲しい。
それが地方の経済、ひいては日本の発展につながるのだから。