コロナ禍でしばらく実家に帰っていなかった為義理の妹と会うのはずいぶん久しぶりだった


待ち合わせの場所で妹は私を見て一瞬言葉を失ったのが分かった


数秒間が開いたのち妹が私に言った
「もかさん、今日はよく来てくれたね…」

「いえいえこちらこそ私のためにわざわざ貴重な有給休暇を取ってくれてありがとうございます」


「いいのいいの、有給いっぱいあるからいつでも休めるよ!」


そう言ってくれた

ただそれだけの会話だけでも泣けた

毎日毎日涙腺は緩みっぱなし…



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夫の酷い裏切りに自分を全否定された感覚と

もう私を愛してはいない、夫が大切にしているのは不倫相手なんだ…

自分は価値のない人間

もう消えてなくなりたい…

その思いと同時に湧き上がる怒り


情緒不安定な日々を送っていたから

人の些細な優しさが身に沁みて

ただただ泣けた


妹に敬語を使っているのは、義理の妹は

うちの夫と年子なので妹といっても私より2歳年上


年が上だけでなくとてもしっかりしていて私とは正反対…


妹夫婦に子供はいないのでうちの娘達を小さい頃から可愛がってくれて子供達にとっては第2のママのような存在だった



続きます