注意！
グロい傷口の画像がありますので、苦手な方は見ないで下さいね
「ちょっと傷口見せてね〜。
あ、もう大丈夫だね！
ガーゼとるね〜！」
ベリベリベリっ！！
といきなりガーゼを取られた。
しばらくは怖くて傷口を見ることができなかったが、恐る恐る、胸を見てみる。
「汚い……」
目に飛び込んできたのは、想像していたのとは、まったく違う光景だった。
乳頭、乳輪は残っているが、とにかく黒い。ドス黒い。
皮膚はたるみ、全体的にシワシワで、皮膚が縮んだせいか黒ずんでいる。
私がネットなどで見た「全摘」の画像は、皮膚は綺麗で、ただ縫い目が残っているだけの状態だったし、
「乳頭・乳輪温存＝男性のような胸」
を想像していた私にとって、このドス黒くてシワシワな状態はかなりショッキングだった。
こんなことになるなら、乳首もない方が良かった
本気でそう思った。
オッパイがペタンコになったことなんてどうでもよかった。ただただ見た目に「汚らしい」ことがショックだった。
当然ながら、乳首の位置も左右非対称
（片方は垂れてるから余計にね）
そっと傷口周辺を触ってみると
まるで麻酔が効いているかのように、皮膚の感覚がない
皮膚知覚が鈍っている範囲は、脇の方まで広がっている。
皮膚の感覚はしだいに元に戻ってくるものなのだろうか？？
真正面から見れば見るほど悲しくなるが、記録として残します。
ドレーンの管はぐるりと乳房（もうないけど）を囲っているのがわかる。
こんな長い管が入っているなんて、なんか怖い
そして情緒不安定はマックスに。
夜中シクシク
乳首を取った方がビジュアル的にもよかった
先生はオペ前、「乳首が残るだけでも精神的に全然違うと思います。乳首が残ることは大きいですよ」と言っていた。
まるで女心をわかっていない。残ればいいってもんじゃない
それに、残った乳首のせいで再発のリスクが高まるんじゃないか
腫瘍は乳首の真下にあった気がする。それなのに乳首を残して大丈夫なのだろうか
どんどんネガテイブになり、
この晩は、ただただ涙で枕を濡らした