離婚して引っ越したとき

うちにお友達を呼ぶのは遠慮して欲しいと子ども達に言っていて
子ども達も仕方ないことだと受け止めてくれていた

その理由の一番は

もちろんわたしの髪の毛のこと

コロナが終わったわけではないけど
最近は子ども達もよくお友達のお家に行くようになっていて

家にも友達を呼んでいいか?と言われ
いいけど自分の部屋で過ごすようにと言った

上の子が友達を連れて来る前に

「今日来る子は父子家庭でろくなもの食べてないみたいだからうちでご飯たべてってもいい?」と

その日は翌日学校が休みだったしOKした

ご飯を一緒に食べながら
その友達が色々話してくれることをうんうんと聞いていた

誰かとご飯が食べれるのが嬉しい
ちゃんとしたご飯が食べられるのが嬉しい

と言われ

またおいでね!と言った

この日感じた違和感は
ビックリするほどものすごい食べることと
なかなか帰ろうとしなかったこと



翌日わたしは仕事で家を空けていて
帰ったら

その友達がまたうちに来ていた

ご飯を食べていくのか聞くと食べると言うので
また一緒にご飯を食べたとき

家の事情を話してきた

お父さんは毎日帰りが遅く
ご飯は一切作ることもしない
月に一度決められた金額しかくれないから
そのお金を使ってひと月うまくご飯が食べられないと

週末は泊まりで居ない(多分彼女と過ごしてると)

母親は生きているらしいけど
連絡は取れないそうで‥

もぅそんなん
ネグレクト以外のなんでもないじゃないか

本人からも学校に相談はしているらしいけど
学校がこうゆう問題を解決してくれるなら
警察も児相もいらんわという話しになる


わたしがその子にどれだけご飯を食べさせようと
根本的な解決になんてなりゃしない


あまりに悶々としたから友達に相談したら

まぁその子はかわいそうだけど
あんた自身が少しでも負担に思うならご飯を食べさせるのはやめな!
お金を払って買い物してそのご飯を作るのは
他の誰でもないあんたなんだから!

全員ではないにしてもさ
男親にはそうゆう工程の苦労がわからんのよ!

自分の子どもが他所の家で何日もご飯食べさせてもらってきたなんて
女親からしたらとんでもなく申し訳ないことだってすぐ頭回ることだからね


もぅその通りだと思った

それから
休日をはさみ平日の夕方
わたしが帰るとまたその子がうちに来ていた

下の子が部屋へ見に行ったら二人で寝ていたらしく

わたしは食事の支度をして予定してたヨガへ

帰って下の子にまた部屋へ見に行ってもらうと
まだ2人共寝てるよと

もやっとしつつ
上の子は一度寝ると起きないのでそのまま下の子と二人でご飯をすませた

きっと起きてたら今日もご飯を食べていくつもりだったんだなぁと思った

さすがに起こしてすぐ帰るように言うと
あぁ今日塾だったけどサボってしまったと

もぅここでかなりモヤモヤがピークに

その子が帰ってから

あと3日後に大切なテストを控えているのに
なにをやってるんだ!!と

今はテスト勉強に集中するよう叱った

翌日

家に帰ったら
まさかのまたその子がうちに来ていて

その子が買ったらしい食パンを持ち込んで
上の子がそのパンでシュガートーストを作ってあげたらしく
二人でキッチンで食べていた

もぅ言葉が出なかった

テスト前という理由で
上の子は習い事を休んでいるのに

友達とテスト前に遊んでるのはおかしいというと

一緒に勉強しようとしてたと

じゃぁ図書館なりに行きなさいと

結局逃げるように部屋へ行ってしまい
19時になっていたのですぐ帰るように言ったけどなかなか帰らない‥

急かすと二人で外へ

見送りに出たのかなと思ったら

あれ?全然帰ってこないぞ?と

お腹が空いてもぅ待ちきれなかった下の子と
わたしも先にご飯を食べてしばらくしても
まだ帰ってこない

とりあえず探しに行くことに

しまった!!その子の家をそもそも知らない

なんとなくの方向はきいていたので
その方面へ探しに行くも全く見つからない

下の子に家で待つように行っても
ついてくるときかないので結局二人で散々探し回って

一旦帰ってみるも居ない‥

心配も混ざっで
テスト前になにしとんだーーー!!
と腹が立ってきてしまって

学校に連絡して事情を話したら
すぐ折り返しますと言われ切られた

先生がその子の家に電話したらきょうだいが電話に出て
まだ帰ってきてないと

父親とも連絡をとってくれていたらしく
わたしと連絡をとってもいいと言っていると

だからその子の父親のケータイにお母さんから電話してくださいと言われた矢先に

父親が家のすぐ近くで二人を見つけたらしく

今からうちの子を送っていくと

数分後帰ってきて

二人でわたしにごめんなさいと言ってきたので

テスト前になにやってるの!!!と叱り
うちの子は家へ
その子は父親の車で待つように言って

その父親と二人にしてもらった

「なんか‥すいませんでした」

この父親に対して
言いたいことは山ほどあった
怒鳴り散らしたかった

でもとりあえず一息ついて落ち着いて話した

いつもうちに来てご飯を食べていること
こんな時間になって帰ってこないことはうちにはありえないこと
今は大切なテスト前だということ

すいません‥

最後にそれだけを言われただけだった

帰って行く車にふと目をやると

めちゃくちゃ高級車じゃないか!!

なんなんだこの父親は!!
すいませんじゃねーよ!!
ありがとうございます!!だろ!!


とりあえず上の子には
すぐご飯を食べてやることやってと言ってそれ以上なにも言わずにおいた






テストも終わり落ち着いてから
また家族会議をした

(ちなみに
わたしは円満離婚したから
調停とかやってないし書類も作らなかったけど
親権はわたしが取れたし
子ども達の戸籍もきちんと自分にうつしたし
年金分割もした)


実は最近
ヤツ(元旦那)が子ども達に
マリンスポーツにもっと力を入れるためにという名目で
海のすぐ近くに家を買おうと思うから
引越して来ないか?と言っていた

子ども達がお母さんと離れることはあり得ないと言っていたら

お母さんも近くに引っ越してくればいいと
めちゃくちゃな提案をしていたらしい

いやそもそも親権わたしな!っていう
円満離婚して常に連絡を取っていたデメリットがここで発動してた

上の子は進路を決める大事なこの時期に
父親から海の近くの学校に進学するよう言われてきていたようで困惑していることは
わたしも知ってたけど

そんなことが最近あったからこそ

子ども達が口を揃えて

もしうちらがお父さんと住んたら
あの子みたいになるよ!という現実を突きつけられたんだと

海のすぐ近くに住みたいとは思ってちょっと考えちゃってたけど
お父さんと住んだら
全てうちらに家のことをさせて
毎日ご飯も作らされてホラーでしか無いよと

父子家庭で辛い思いをしているあの子が
うちにきたこのタイミングがすごい!!と

子ども達なりに解釈して話していた

わたしはもぅただただ鳥肌が立ってた


スピリチュアル??でいう

こうゆう

〜お知らせ〜

というものって現実にたくさんあって

それにきちんと自分が
気付くか気付かないか

なのかもしれないと

その父子家庭の子とは
これからも付き合いがあるとは思うけど

わたしが毅然とした態度で対応すればいいだけのこと

それこそここで偽善者になって
かわいそうだからと
イライラしておもてなしして我慢してたら
完全にただのアホでしかない

元旦那にもそうだ

わたしがヤツに使ってきた気は
全く使わなくていい気遣いだ


まずは自分

きちんと自分が自分自身に
優しくしてあげられてるからこそ
人にも優しくできるわけで

自分に厳しく人にだけは優しいなんて
偽善者にもほどがある

今のわたしはそもそも人の子どもの面倒を見れるほどの心のゆとりも甲斐性もない

自己肯定感も低いし
そんな大した人間じゃないんだということ

まず自分が自分の子ども達が幸せで在ること

偽善者になってる場合じゃない





わたしがわたしらしく
子ども達がきちんと安らげ
そして輝ける場所をわたしが守る


今回のこのたくさんの学びは

しっかりとわたしの心に響いた