古今東西を問わず、多くの賢人が「自分を知る」ことの大切さを説いている。日々自分たちは、見たり感じたりするわけだが、突き詰めると、それを行っている自分が問題になってくるということだろう。例えば、無意識にバイアスがかかったりすることがあると、じゃあそれは自分の過去のトラウマなのか、重要な情報の欠如によるものか、自分が置かれている環境か、などなど、自分が問題になる。
と言うことで自分を考えてみると、とにかく反骨精神が強かった(今でもそうか)。田舎出身であるせいか、親が報道の仕事をやっているせいか、考えるといろいろ思い当たる節はあるのだが、原因はとりあえず置いておくとして、ともかく、反骨精神みたいなものを分析するのに非常に良く役に立ったのが、音楽やら映画やら、いわゆるアートと呼ばれるものだった。何故にアートが役に立つのかと言うと、何故か感動してしまう、と言うのが、ひとつの鍵だったからだろう。どうしても聞き込んでしまう音楽。自分の場合は、USインディーロックだった。インディーロックが表す物、それはDIY(do it yourself)精神だろう。機材が無くても、お金が無くても、スタジオが無くても、歌が上手くなくても、コンセプトと志を大切にして自分の力で勝負する、見たいな感じだと思う。都会に比べて、いろんな点で恵まれてない田舎に産まれた自分は、やはりコンプレックスがあり、それを解放してくれるようなところにぐっと惹かれたのだと思われる。コンセプトと志が素晴らしければ良い、みたいな。売れる売れないじゃない、アンチ商業主義、などなど。
とまあ、自分の分析をしてみた。ところで、自己分析にアートが役立つと書いたが、最近映画でも音楽でも、アートなのかエンターテイメントなのか、いろいろある。自分では、自己理解に深く関わるものをアート、見ていて面白いだけのものをエンターテイメントと呼ぶことにしているが、語源を調べたわけではないので、あんまり偉そうなことは言えない。なんというか、interestedかfunか見たいなもんだと、自分の中で納得している。奥が深いなーと感じるか、仕掛けが面白いか。勿論、生きるためにはどっちも必要だと思う。自分について悩み苦しむために必要なアート、それに疲れたら、気晴らしにエンターテイメントみたいな。しかし、本当に必要なのはアートだろう。気晴らしなら、きれいな自然とか温泉があれば良いような気が。
長くなったが、春から働く会社では、自己理解を大切にするそうだ。と言うことで、書いてみたが、本当にまとめづらい。