私の夫が1型糖尿病を発症して一年以上経ちます。
早かったかな?
振り返ればものの数秒で記憶が駆け巡るのだけれど、
実際は一歩ずつ一歩ずつ、試行錯誤の末、今があるという気がします。
だから、
思い返す時間を思うと早いけれど、
現実的には、
毎日こつこつ糖質計算をして血糖値を測ってインスリン投与量を決めて、その繰り返し繰り返し、日々を積み重ねて日常が出来上がってきました。
暗いトンネルだったかと聞かれたら、
やはりそうだと思います。
だけど、
振り返れば、
短いトンネルだったかなとも思えます。
それは、夫のたゆまぬ努力で、
周りに迷惑をかけることなく(心配はかけていたけれど)、ただ淡々と前へ前へ進んだ成果です。
私自身は、
夫と歩む人生において、
もし、
もし、
もし、
もし、
と後ろ向きに考えることも多々ありましたが、
トンネルを抜けた今は、
次は何処へ夫と向かおうか、
なんて考えています。
今朝、
子供たちが起きてくる前に、
私「仕事、変えたら?」
と言ってみました。
本心ではないんですけどね。
今の仕事は安定性もあるし、持病の配慮もあるし、休みも取りやすい、
世間的には恵まれている環境だと思います。
だけど、仕事が苦痛のように見えます。
夫の反応はというと、
「うん、そうするわ。」
と一言でした。
あら拍子抜け。
人生一度きりだもんな〜