松江市の和菓子屋「彩雲堂」さんの
「願ひ菓子」と言う名の お干菓子です。
山陰、松江は、
茶の湯が盛んで、和菓子も、数多くあります。
松江に茶の湯の文化が根付いたのは、
「不昧流」の礎を築いた大名茶人、
江戸時代の松江藩第7代藩主
松平治郷(はるさと) 号:不昧(ふまい)公の
存在が大きいでしょう。
そして、それは、武家の社会だけで無く、
一般庶民にも広がり、
今も各家庭で、お茶を楽しんでいます。
「願ひ菓子」
出雲地方に縁の勾玉の形で、
和三盆、柚子、ココア、そして抹茶とイチゴ の
五色で1セットになっています。
やはり、“5” という数は、
収まりがいいですね。
干菓子ですから、
常温で1ケ月と、日持ちも良いです。
今、アメリカワシントンで開催されている
「シティ・オープンテニス」でがんばっている
錦織圭選手が、全仏オープンに出場した際、
お母様が、錦織選手の活躍を願って、
フランスへ送ったお菓子ということで、
地元では、一躍脚光を浴びました。
そんなエピソードが無くても、
ネーミングといい、色合いといい、形といい、
かわいらしくて、一目惚れしそうです。
甘みがけっこう強いので、
試合で疲れた身体の疲労回復に、
ぴったりだったことでしょう。
お抹茶にも、苦めの珈琲にも合いそうなお菓子です。
過去と現在、そして未来…
もの想う八月。
何を願って、いただきましょうか。