イスタンブールからの帰りに読んだ本です。
久しぶりにブログに残したいと思う本に出会いました。
旅行の時に読む本はエッセイか小説、と決めているのでこの旅行のために本屋で選んだこの1冊。
今まで有名作家さんのものも含めて、エッセイをいくつか読みましたが、中々共感できるものに出逢えませんでした。
それどころか、冷めた目線で読んでしまうこともあって、あまり期待してませんでした。
そんな自分の思惑を鮮やかに裏切ってくれた一冊。
元々おばあちゃん大好きな私ですから、刺さったのかもしれません。
タイトルの通り、著者がおばあさまとロンドンへ旅行する話。
エッセイだから珍道中みたいに面白おかしく書くのかな?という読者の勝手な期待を裏切る事なく、
一方で、相手を思いやるコミュニケーションとはなんなのかすごく考えさせられて要所要所でかなり考えさせられます。
あまり書きすぎると一番の感動ポイントをネタバレしてしまうことになるので、もどかしくなってきましたが、お会いした事もないお二人の姿がイキイキと、とくにおばあさまが目の前にいて、私にも喝を入れてくれるような感覚に陥りました。
自分の今までの振る舞いを顧みて深く反省。
背筋が伸びて、自分の事を直視して行こうと思いました。
時間がたったらまた読み直したい1冊。
余談ですが、私は本当に祖母が大好きでアラフォーとなる今でもやや依存気味な所があり、年に3度は離れて暮らす祖母に会いに行きます。
著者のおばあさまはもう亡くなられたことを示唆する文面は、いつか(しかも多分そう遠くない未来)に祖母とお別れしないといけないことを想起させ、コメディ要素の多い文章にも関わらず、涙なしには読めませんでした。
そして度々会いに行くにも関わらず、大した話をせずに毎回そそくさと帰る自分にカツを入れたい。
今しか話しておけないこともある。
次はちゃんと祖母と話します。
