観客数はコロナのせいで5名ぐらいでした。原作を読んだのは遠い昔の話ですが、この映画を見て作品の神髄のようなものを思い出しました。この作品は4人の主人に仕えて、最後に野生に目覚めたバックが、犬としてのたくさんの仲間と幸せな出発をします。
代わりにハリソンフォードは人生を終えるわけですが、その終着点はバックと生きて来たことに対する感謝で完遂します。
号泣こそしませんでしたが、宇宙の偉大な摂理に感動しました。何があっても生きてる瞬間が大切なのだということを、バックとハリソンフォードの交流の中で見出すことができました。
バックはCG制作ですが、多少の動きの不自然さ以外は、とても素敵です。愛くるしい変化するバックの表情に惹き込まれます。また、バックが一人前のリーダーとして雪原を走る勇壮な姿は、個人的には最高のハイライトだと思いました。涙涙涙。
私も3匹の犬との別れを経験していますが、まさに人間と犬は心で判り合えるということを、この映画からも教わり感銘しました。