京都の美大に在籍する20歳の南山高寿(福士蒼汰)。ある日、彼は電車で大学に行こうとしたところ福寿愛美(小松菜奈)という女性に出会い、瞬く間に心を奪われてしまう。高寿は愛美に声を掛けるが、高寿のある一言を聞いた途端に愛美は涙を流す。その理由を尋ねることができずにいた高寿だったが、その後二人は付き合うことになる。周囲からもうらやましがられるほど順調に交際が進み、幸せな日々がいつまでも続くと考えている高寿。だが、愛美から思いも寄らなかった秘密を打ち明けられる。
普段恋愛ものも、結構好きだし、なにより小松菜奈が大好きなので映画館で観て見事に男一人で泣いてしまいました。気に入った映画は当然2回は観ます。
特に二回目は最初からずっと泣けて仕方なかったです。
どんな恋愛にもいつかは必ず別れは来ますが、この二人の恋愛の決定的な違いは思い出を共有できないことです。それがもし自分ならどんなに辛いことか。
ただそんな辛い状況でも互いに相手が最高に楽しんでもらえるように、本当に幸せを感じてもらえるように、常に相手のことを一番に考えて過ごす二人の深い愛に心打たれました。
決してハッピーエンドではない切なすぎる物語ですが、お互いが幸せな30日を無事過ごせたということはこの先二人にとってかけがえのない思い出となり、30日が終わって二人で一緒に共有はできなくとも、初めてお互いに思い出の数が一緒となりやっと気持ちが繋がったという意味ではハッピーエンドなのかもしれません。
いつもそばにいてくれる家族や恋人、友達を本当に大切にしようと思わせてくれる、素晴らしい映画でした。

 小松菜奈の天使のように美しい姿を目に焼き付けて
福士蒼汰のナヨっとした演技に微笑みながらアマゾンプライム観賞。