それいけ、卵卵、脚本家 -38ページ目

それいけ、卵卵、脚本家

昼はサラリーマン。夜と週末を使い、せっせと脚本を書いているわたしの日常、非日常です。

岩明 均
寄生獣 (3)

 岩明均 さん原作、寄生獣を絶対、実写化したい、と長年願っていたわたしですが、残念ながら先を越されてしまいました。監督は清水祟 監督。シミズタタリなんて怖い名前だと思っていましたが、シミズタカシなんですね。白塗りの呪怨ちゃんで有名です。ハリウッドで制作されるのは、アメリカが舞台になるのでしょうか。それとも、3丁目の夕日みたいに、CGで日本の街を作るのでしょうか。いずれにしろ、完成がまちどおしいです。「人間とは」とか「存在意義」とか哲学的要素がともなう原作に対して、どういう切り口にするのでしょう。



20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
真夜中のカーボーイ

 なぜ「真夜中の弥次さん喜多さん」ではなく「真夜中のカーボーイ」なのかといえば、、、、特に意味はありません。わたしが最近の映画を観てないだけですね。精力絶倫だが、頭はちと弱そうな、自称、カーボーイ、ジョン・ボイド 。頭は切れるが、運と健全な体に恵まれない、ダスティン・ホフマン (役名はラッツォ=ドブネズミ)。この2人が人種とゴミのはきだめみたいな街、ニューヨークで出逢い、マイアミにいく、というささやかな夢を実現させようとします。そういうと、さわやかな話を連想しますが、売春、ホモ、泥棒、薬物まで手を出さないのが不思議なくらい、すさんでいます。この当時と今もあまり変わりないのではないでしょうか。今もそうですが、アメリカ人は決して豊かだと思えません。日本人みたいに、おれおれ詐欺やリフォーム詐欺といった高度?な仕事で稼ぐより、停電になったら、喜んで近所のスーパーへ押し入る程度です。あれも、黒人しか映していませんが、きっと白人もいるはずです。アメリカの在郷軍人協会の人間は今だに日本に進駐したアメリカ軍が婦女子を多数レイプした事件の事実を認めようとしていません。白人は貧しくもなく、レイプもせず、サクセスしたアメリカ人はみな白人だとでも言いたいのでしょうか。アメリカ人の根底をイギリス人のジョン・シュレシンジャー が鋭く描いています。

音楽はサントラの巨匠、ジョン・バリー です。



ジョン・バリー
ベスト・オブ・ジョン・バリー


さゆり


 またまた国辱的な映画が上映されます。スピルバーグ が「インディージョーンズ4」を制作するため、ほっぽり投げていた「SAYURI」がまもなく公開されます。確かかなり前から、さゆり役は一般公募していましたが、日本の候補は残念ながら、不合格だったのでしょうか。わたし的には栗山千明 さんなんか良いと思っていたのですが。しかし、キャットウオークで新体操みたいな踊りをする芸者は、いったい何? 街も日本というより、中国みたいな人達は何?やはり、中国びいきのスピルバーグの影響なのでしょうか。いっその事、日の丸振らせて、バンザイダンスでもやったほうがまだ開き直っています。しかし、スピルバーグといえば、

彼をレイプ!したいという変態ファン が捕まり、車の中から、拘束具、手錠、バイブレーターが出てきたときの彼の心の底から怯えた表情が忘れられません。日本にもそんなファンがいるのでしょうか?

コロムビアミュージックエンタテインメント
恋する惑星

 都会生活で病んだ病人しか出てこない24時間精神救急病棟映画「恋する惑星」。人の家に押し入り、架空の恋愛を楽しむ、統合失調症のフェイ・ウォン 。失恋の後遺症で期限切れのパイ缶をむさぼり食う、過食発作の金城 武 。一人暮らしと警察任務のストレスで家の物に人格があると妄想し、独り言を繰り返す、うつ病のトニー・レオン 。自分が白人だと考え、金髪のカツラをつける分裂病のブリジット・リン 。唯一、まともなのがスッチーのチャウ・カーリン 。監督は、脚本を書くと人にコピーされると考え、撮影時にメモしか渡さない、強迫神経症のウォン・カーワァイ 。撮影監督は自分が中国人だと妄想する自我拡大的型精神病のクリスファー・ドイル (杜可風)。

 同じ映画でも、表現が変わると、意味がこんなに変わってしまいます。でも、よく考えると登場人物は山手線でぶつぶつ言ってる人となんら変わらないのです。

ブルークリスマス


 人類の歴史は差別に始まり、差別に終わっています。人種、宗教、思想、あらゆる差別が存在します。判りやすいのが自分達とは姿、形の違うもの。わかりにくいけど、もっとも強烈に差別されるのが、自分達と姿、形は似ているが、よく見ると何かが違う。岩明均寄生獣 的な世界でしょうか。「ブルークリスマス」もただ一点、血が青いのです。 UFOを目撃した人達が血が青くなります。鼻血も青く、撃たれても青く、挙句の果てには、処女を喪失しても青く、アナルファックでも青く、、、これはないですね。ただ、血が青い、というだけで人類は彼らを差別します。ナチスがユダヤ人を根絶やしにしようとした事と同じ事をやるのです。監督が

、反戦物の第一人者、岡本喜八 監督。共産主義者ですが、左翼の中でわたしが唯一尊敬できる方です。脚本がサプライズですが、倉本聰 さんです。たぶん、この映画でしかこういったジャンルを制作していなのではないでしょうか。エヴァンゲリオンのシトの血がなぜ青いか。答えは庵野秀明 がこれに影響されたからです。主演は、最近ほとんど見かけない、勝野洋 さんと処女喪失で青い血を出した竹下 景子 さんです。興行的にはあまりはやらなかったようですが、ぜひともDVD化してほしい作品です。

角川エンタテインメント
復活の日 DTSプレミアムBOX


 最近、川崎のネットカフェで肺病により感染が起き、営業停止になる事態に発生しました。いまどき肺病ですから侮れないものです。「復活の日」はまさにそんなバイオハザードストーリーでした。MM88菌、通称、スペイン風邪から発生した病気で人類は全滅。生き残ったのは南極にいる観測隊のみ。途中、感染したソ連の原潜を撃沈したイギリス原潜で生き残り達が氷が溶けるので移住し、草刈正雄 とアメリカ人が自動核攻撃システムの作動を阻止する、いう実に壮大なストーリーです。やはり角川映画はスケールが違います。潜水艦はアルゼンチン海軍の全面協力で撮影され、原潜ではなく通常動力の潜水艦ですが、ホンモノだがら迫力は違います。ちなみにこの潜水艦はフォークランド戦争でイギリスと戦い、見えない恐怖をイギリス海軍に与えたのです。監督は深作欣二 監督で、撮影で水につかるのを拒否した女優を下ろし、オリビア八ッセーを採用し、邦画でもやる時はやると見せてくれました。他にも豪華な俳優が登場し、初のインターナショナルな映画でした。

コレクター


 「コレクター」と聞いて何を思い浮かべますか。レイザーラモンHG が敬愛する、モーガンフリーマン が出ている方のリメイク版ではありません。今でこそ、誘拐、拉致、監禁が日常となっていますが、この映画が公開された60年代では、極めてセンセーショナルな作品だったようです。実際、公開後、日本でおじさんが近所の女子高校生を誘拐し、何故か女子高校生が逃亡先で、いい仲になって、温泉につかっている時に逮捕された、という実例もあるくらいですから。これだけ男の妄想をかきたてる映画も珍しいと思います。

 主人公をテレンス・スタンプ が不気味にしかし、ジェントルマンとして描いています。美大生のサマンサ・エッガー を誘拐しても、あくまで紳士的に取り扱います。外に出ること以外は。時々、女は夜のロンドンにいけば、いくらでも買える、とキレた発言をする以外は。最近、ストーカー規制法が出来て、犯罪として警察もようやく重い腰を上げるようになりましたが、男女の仲は実に複雑で不可解です。監督はとても猟奇映画を作るとは思えない作品ばかり作りあげてきた、ウィリアム・ワイラー 監督です。

 誰も自分の事を受け入れてくれない、孤独で内気な青年がいて、会社にはいかにもイヤな上司がいて、そんな青年がある日、友達を得ます。友達は仲間を連れてきて、しだいに青年の家は友達と仲間でにぎやかになります。友達と仲間は青年のためにしだいにいろんなことをやってくれます。最初はいたずらでしたが、ある日、会社の上司が仲間を殺します。青年の怒りの矛先は会社のイヤな上司に向けられます。そして、友達と仲間が上司を食い殺してしまいます。食い殺される前に上司は絶叫します。「どうしてだ。俺はたかがネズミ一匹殺しただけじゃないか」友達はネズミだったのです。「ウイラード」は昔の映画なのですが、わたしの知らない間にリメイク版が出たようです。


ウイラード



ウイラード役はクリスピングローバー。前作より、濃いーウイラードを演じています。白いネズミがソクラテス。黒いネズミがベンです。前作では「ベン」という続編になり、孤独な青年の変わりに病弱な子供が友達となります。この時のテーマを歌っていたのが、改造人間になり、子供とベッドを共にするのを趣味とする、マイケルジャクソンです。彼こそリメイク版のヒーローにふさわしいと思うのはわたしだけでしょうか。


Michael Jackson
Rockin' Robin

スタン・ザ・フラッシャー 露出狂とロリータ


 細く長い手足。うなじにかかる、ほつれ毛。あどけなさと幼さとかすかな色気が漂うその肉体。まるで、エロ漫画家の山本直樹 ワールドを彷彿とさせるシーンの連続です。「スタン・ザ・フラッシャー 露出狂とロリータ 」。いわゆるロリコン映画です。監督が存在そのものが衝撃的だった、セルジュ・ゲンスブール。この方は酒、タバコ、ドラッグ、若い女の子を飲みまくり、吸いまくり、やりまくった方です。それだけだと単なる変態おじさんですが、作詞、作曲、俳優、そして映画監督とマルチな才能があるから、芸術家なのです。音楽では有名なのは、フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」。他にもエディット・ピアフブリジット・バルドー にも曲を提供しています。


フランス・ギャル
夢みるシャンソン人形~フランス・ギャル・ベスト・セレクション


アラン クレイソン, Alan Clayson, 茂木 健
セルジュ・ゲンスブール―性愛の仮面


主演はその後も可憐さ120パーセントの演技が続く、エロディ・ブーシェ。


「スローガン」の共演で知り合った、セルジュ・ゲンスブールの奥さんはジェーン・バーキンです。ロングブーツにミニが似合う美女です。


コロムビアミュージックエンタテインメント
ジェーン・バーキン

2人の容姿を見事にミックスした美形の

ちょっと、ともさかりえが入った、シャルロット・ゲンスブール


ハピネット・ピクチャーズ
シャルロット・フォーエバー
ハピネット・ピクチャーズ
なまいきシャルロット

 この方ほど、女の好みが映画に反映される人は珍しいのではないでしょうか。

40代に20代の女性と次々浮名を残した、男の中の男です。うらやましいぞ!!


桃太郎海の神兵


 映画とは、プロパガンダ (宣伝)です。明らかなメッセージがあり、大衆を一定の方向に煽動する目的で制作されます。そういう意味では「桃太郎海の神兵」はまさにその目的に合致しています。ただし、この種の映画は戦前戦後、現在、あらゆる国で作られているので、これだけを見て、日本人が特殊だとか、軍国主義だとか、戦争の狂気だとか、短絡的な思考停止モードに陥るのは、危険だとわたしは思います。この映画は1945年制作、終戦の4ケ月前に完成しました。内容は桃太郎将校が鬼ケ島にいる鬼(米軍)を退治するまでのお話です。モデルはメナドクーパン です。海軍省が後援してるだけあって、空挺部隊の降下シーンなどリアルです。全体的にセルを多数使用しているので、完成が遅れたようです。当時の金額で24万円。今のお金に換算すると、4億円くらいでしょうか。監督は瀬尾光世 監督です。この映画が日本初の本格アニメだとよく紹介されますが、間違いです。1942年に「桃太郎の海鷲」が制作されています。



桃太郎の海鷲

こちらは真珠湾攻撃時のお話なので、桃太郎海の神兵より大規模です。残念ながら、発売されていません。こういった過去の貴重な作品はどんどんDVD化されるべきだと思います。