冷蔵庫サバイバル料理 | 妄想小料理屋

妄想小料理屋

蔦が絡むフランスの田舎っぽい造りの店には気だるいボサノバやジャズが流れる。
ジャンルは家庭料理。ワインと今夜のお勧めを楽しめます。
残念な事にお客様は超御近所のお爺さんだけ。
万年閑古鳥の妄想小料理屋から今日の一皿をお届けします。

妄想小料理屋でございます。

本業に追われてまたまたヤマンバです。
6日振りに仕方なく外に出ました。
当店の冷蔵庫はスッカラカン。
最後の数日はサバイバル料理で営業しました。
我ながらよくぞ捨てる様な端切れで料理に仕立てたものだと感心。

コレ…いつの余り?端切れ?を水に浸けてシャキシャキサラダに。ちなみにまともな野菜&果実は一つも入ってないっ。
でもオリーブオイルやバルサミコ酢、塩にはこだわってます。

1枚だけあった鶏肉を解凍して朝からマリネ液に漬けてこんがり焼いたグリルチキン。

何とか使えたアボカドはわさび醤油マヨネーズで和えてラルゲタアーモンドを散らす。

昔、京橋にある小料理屋でランチタイムの仕事をした事があります。名前はあえて伏せます。
何故なら、検索したらその店はまだ御存命‼️
( ´゚д゚)( ´゚д゚)( ´゚д゚)

ケチな女将は軽トラで回る八百屋から、捨てるようなヤバい野菜をタダか、またはタダ同然で仕入れていました。
調理が絶妙に上手なので萎れたほうれん草は水に浸けてシャキシャキにさせ、塩と油を少し垂らした熱湯に10秒だけ茹でて冷水に。巧みに艶々シャキシャキなほうれん草のお浸しに仕上げます。

そんな、こんなの裏を知れば絶対に注文したくない料理の数々は夜には大皿に盛り付けられてそれは美味しそうにカウンターに並ぶ。
京橋のサラリーマン達はランチも夜も口々に「ここの家庭料理は最高❤️」と褒め称えた。
ふーん。人の味覚なんてそんなもんなんだ……
(ΘдΘ)(ΘдΘ)(ΘдΘ)


何度も書くけどケチです。
地下の店の夏の厨房は想像を絶する亜熱帯地獄。
冷房は開店間際まで入れてはならない。
立ち上ぼる業務用炊飯器の湯気、業務用コンロの火とグリルの熱波。手動で大根を2本下ろし終える頃には息も絶え絶えなスタッフ達。
皆、首にタオルを巻いて汗だくで仕事した。
死亡者が出ないのか不思議な小料理屋。
思い出せばキリがないけどそんな店で学んだ事がこんな時に活かされようとは。

人生無駄な事は何もないのです。


何とか仕入れをしたので昨夜のお勧めはこちら。
ポークソテーの林檎ソース(実はもうヤバい林檎)

サラダにはトマトのマリネを掛けて。
(実は既にヤバいトマト)

さつまいものフライに蜂蜜バター
(実はもうヤバいさつまいも。2度揚げしたら何だか美味い。)

雲丹バゲットは海苔に塩と胡椒とオリーブオイルを垂らして。

今季初めて牡蠣のオイル漬けを仕込みました。

ナマモノだけはヤバいの使いませんっ‼️