夏に向け、節電をうたった家電製品が続々登場しています。お店、オフィスなどでは、省電力効果の高いLED照明に切り替える場所も増えてきました。ただ、安くなってきたとはいえLED電球の場合、価格はこれまでの数倍~10倍程度します。まずは手軽にできる照明のコントロールで、心地よさと節電効果を考えてみるのはいかがでしょうか?
 現代ではあらゆる場所を明るくすることが義務のようになっていますが、ちょっと前までの日本人は、明るさを演出するために暗さを作るといった感性に優れていたといいます。
 例えば日本建築。蒸し暑い夏を快適に過ごすため、光が直接差し込まないよう、家屋の軒は深く張り出しました。日光を取り入れる役割は、その他の装置が担います。代表的なのは庭の白い石や砂、池が光を反射しそれを白い障子がマイルドにして家の中に送り込むといった仕組みです。
 残念ながら今の日本の住宅事情では、光を反射するような庭を設けることは難しくなっています。では家の中で心地よさと節電を両立させる照明を作るにはどうすればいいか?
 それぞれの場に最適な照明のアドバイスを行う会社の代表・湯田剛史さんは、「光を分けることがポイント」といいます。大きなワット数の照明を天井にひとつ、というスタイルから、天井照明のワット数を落とすというのも方法例、その他の明かりは小電力の照明やスタンドなどでカバーします。こうすれば必要のない照明を消すことで節電効果は上がります。また照明を壁などに当てる間接照明も障子のようなリラックス効果を生みます。自分ならではの小さな照明を組み合わせ、楽しんでみてはいかがでしょうか。


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