ロンドン・オリンピックも4日目が終わりました。時差のため勝負の見どころは連日深夜から明け方と厳しいスケジュールですが、それでもチェックせずにはいられないのは、そこにドラマが詰まっているからでしょう。日中は猛暑が続きます。くれぐれも体調管理にはご注意なさってください。
 さてロンドンオリンピック、開会式はイギリスならではのエンターテイメントに満ちあふれたものになりました。しかしかつての伝統風景だったものが、ひとつ無かったこと、お気づきでしたでしょうか?
 それは鳩です。IOC(=国際オリンピック委員会)では、オリンピックの理念や具体的な運営方法などを『オリンピック憲章』としてまとめています。この『オリンピック憲章』には"開会式"という項目があり、その第11条に「オリンピックの聖火点火後に、平和の象徴である鳩が解き放たれる」とあります。
 平和の象徴とされる鳩、ルーツはこんなところにあります。いまから2700年前に始まった古代オリンピックで優勝したある選手は、一刻も早く母親に結果を知らせるため、自分の伝書鳩を使いました。古代オリンピックの期間中は、戦争を休戦にしたこともあって、オリンピック=平和、そしてそこに登場した鳩は、平和のシンボル、というイメージが定着したわけです。
 ではなぜ鳩が飛ばなかったか?一言でいえばオリンピック憲章は理想であって厳格なルールではないということです。1990年代以降は動物愛護の上で問題があるという声が高まり、時流に合わせるようになりました。最近ではCGで鳩の映像を出したり、鳩の様子をダンスで表現するようなことも増えています。


Android携帯からの投稿