昨日から愛鳥週間ですが、最近、国内のスズメの数が減少しているという話を聞くようになりました。昨年の秋頃には立教大と岩手医科大の研究グループが、国内のスズメの数が過去20年間で6割減ったという調査結果を発表。そういえば減ってる気もするし、でも普通に街中でスズメを見かけるし、どうも実感がないという方も多いのではないでしょうか。
 岩手医科大の研究者の方に聞いてみたところ、野鳥全体の数を調査する「類標識調査」でスズメの数だけを調べたところ、当初の4千羽前後から最近は1千羽前後にまで減少しているという結果が出たそうです。ただこれは、スズメが減ったことを断定するものではないとしていますが、ただ、「減ったと考えるのが妥当」との話。
 なぜなんでしょう。いくつか要因はあるようですが、まず大きいのが「都市化」です。昔の日本家屋には屋根裏があり、そこに入り込む隙間があったのでスズメが巣を作ることが出来たのですが、最近の家は密閉度が高く巣を作るスペースがなくなったこと。また、舗装道路が増えたため草の種や虫などスズメのエサが失われ、巣作りに使う雑草も手に入れにくくなったことが要因と考えられています。
 一方、日本野鳥の会は10日から、ツバメの目撃情報を全国から集める生息実態調査を10日から開始。ツバメ石川県の調査で、40年前と比べて3分の1に減った可能性が指摘されています。これは、夏鳥のツバメが冬場を過ごす、東南アジアの環境悪化が原因と考えられ、つまり海外の環境悪化が渡り鳥の減少につながっているわけです。
 岩手医科大の三上助教は、「スズメのような身近な生き物が減ることは、生態系だけでなく文化風俗への影響もありえる。例えばスズメの鳴き声は"朝の象徴"でドラマや文学でも使われているが、それが理解されなくなる。将来の子どもたちはスズメのさえずり=朝という文化的表現まで失ってしまうかもしれない」と話しています。
 子どもがスズメのさえずりに何も感じない世の中・・・どう思いますか。


Android携帯からの投稿