イデコの出口戦略を考える①受け取りまでの流れ

の続きです。

 

 

イデコの受取は、一括でまとめて受け取るか、分割して年金で受け取るか、もしくは両方を組み合わせるかになります。

 

受け取り方によって、どんな税金がかかるかは違ってきます。

 

 

  

一括受取の場合

 

 一括で受け取る場合は、退職所得という税金がかかります。

 

退職所得は、

(退職金の額退職所得控除額)× 2分の1で計算されます。

 

退職所得控除額は、勤続年数(イデコ の場合は、掛金を支払っていた年数)が長いほど、大きくなります。

 

また、退職金の額は、イデコの受取金額だけではなく、他に受け取った退職金も含めて税金が計算されます。

 

そのため、「退職所得の受給に関する申告書」と「他の退職所得の源泉徴収票・特別徴収票」を受取時に提出します。

 

提出しなければ、一律20.42%の源泉徴収になり、必要に応じて確定申告をすることになります。


 

ちなみに、夫は退職した会社に連絡して、退職時の源泉徴収票を再発行してもらいました。

 

60歳より前に退職して、イデコにも資産がある場合には、退職金を受け取った時の源泉徴収票を保管しておいたほうがいいかもしれません。

 


 

年金受取の場合

  

年金で受け取る場合は雑所得となり、公的年金と合算した金額が大きいほど、税金が高くなります。

 

また、受け取り時にはその都度、事務委託手数料が440円かかってきます。

 

1回当たりの受取金額が少ないほど、手数料の占める割合は大きくなってしまいます。

 

受取期間中ずっと手数料がかかることを考えると、一括で受け取る方がいいかもしれません。


が、イデコ以外にも退職金を受け取っていたり、加入年数が短いと、税金が結構かかる場合もあります。

 

 

こういう場合、会社員であれば、手続きの方法などを詳しく教えてもらえるかもしれません。

 

ても、個人型のイデコの場合は、いつから受け取るか、一括か年金かなど、全部自分で決めて手続きすることになります。

 


退職所得の考え方自体が、同じ会社で永年働いて、まとまった退職金をもらう前提なので、今の時代には合ってないですよね。


個人的には、もうちょっとわかりやすい税制にしてほしいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


◆現在ご提供中のメニュー◆

 自分に合った投資をアドバイス(ZOOMのみ) 投資初心者さんのための個別コンサル 
 

読者登録受付中▷運用初心者さんが最初の一歩を踏み出すためのメルマガ  
  

お問い合わせはこちらまで