11月に入って、おせち料理や年賀状など、今年ももうちょっとという雰囲気になってきました。
この時期は、生命保険料などの払込証明書も届きます。
毎年よくわかんないまま、総務の人に言われる通りに書類を書いて、年末調整でお金が返ってきて、1月になったら何となく源泉徴収票を受け取っているという人も多いかもしれません。
会社員の税金の仕組み
会社員の人が毎月会社からもらうお給料は、基本的には税金が引かれてから手元に入ります。
自営業であれば収入から仕事にかかる経費を差し引くことができるのと同じように、会社員にも一定の割合で経費に当たる金額を引いてくれます(給与所得控除という名前です)。
それ以外にも奥さんや子どもを養っているとか、住宅ローンを払ってるとか、いろんな事情がある人はその分も引いてから税金を計算する仕組みになっています。
年末調整は何のため?
つまり同じ会社で同じお給料をもらっていたとしても、独身の人と扶養家族がいる人では支払う税金の金額が違うので、手取りの金額も違っています。
「扶養家族が増えました」「生命保険料や地震保険料を払いました」と言えば、一定の割合で収入から引いてくれます。
この事情を申告するのが「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」「保険料控除申告書」などであり、これを提出することで今年の税金の金額が確定します。
イデコのメリットとは
イデコ(確定拠出年金)の掛金を払った分も、同じように収入から引いてもらうことができます。
例えば年収500万円の場合、イデコを毎月2.3万円×12ヶ月で27万6千円払っていたら、他に配偶者控除とかがなければ年間で55200円も支払う税金が少なくなります。
ちなみにこの金額は楽天証券のサイトでシュミレーションすることができます↓↓
一般的に所得が多いほうが税率が高いので、引かれる金額が大きいとよりおトクになります。
すでに個人型に加入してる人は、手元に届いた「小規模企業共済等掛金控除証明書」を添付して、「保険料控除申告書」の掛金控除欄に金額を記入するのを忘れないでくださいね!
イデコにはそれ以外にも
☆運用している間にどれだけ利益が出ても税金がかからない
☆受け取るときにも退職金控除などの優遇を受けることができる
などのメリットがあります。
参考記事↓↓↓
会社員にとって、税金って知らない間に引かれてよくわからないかもしれませんが、税制メリットはかしこく使ってお金を増やしていきたいですね。
お金についての情報を知りたいかたは、ぜひ直接聞きにきてください!
次回は11月23日に開催することになりました。