イデアの水槽
GRAPEVINEの2003年発表、通算6枚目のアルバム。

→リアルな体温
やはり、グレイプバインの音楽はすごい。滲み出る色気、絶妙なラフさと真剣さのバランスが飄々としたカッコ良さを力強く魅せている。それは特に1・2曲目で顕著にみられ、Vo.田中の艶っぽい声は要所で幅の大きな広がりを見せる。一気に曲の世界観が拡張し、リズム隊が拍車をかけるように焦燥感を煽ってくる。そうかと思えば、非常に生活に近い視点から愛くるしく人間の体温を求める一面や、世の中に唾を吐き散らすかのように荒れる一面もある。それは一見、とても器用に楽曲の温度調節をしているようであるが、その温度変化こそ極めてリアルな人間の姿ではないだろうか。歌詞やリフがどんなにカッコつけても、日常とはかけ離れて思える神聖な狂気を表現してもなお、グレイプバインの曲が私達の感受性の重心を突くのはバンドが曲に宿した体温が原因だろう。
それにしても、「胸くそ悪い程愛してるさ」(2、シスター)はカッコ良すぎるでしょ。

→リアルな体温
やはり、グレイプバインの音楽はすごい。滲み出る色気、絶妙なラフさと真剣さのバランスが飄々としたカッコ良さを力強く魅せている。それは特に1・2曲目で顕著にみられ、Vo.田中の艶っぽい声は要所で幅の大きな広がりを見せる。一気に曲の世界観が拡張し、リズム隊が拍車をかけるように焦燥感を煽ってくる。そうかと思えば、非常に生活に近い視点から愛くるしく人間の体温を求める一面や、世の中に唾を吐き散らすかのように荒れる一面もある。それは一見、とても器用に楽曲の温度調節をしているようであるが、その温度変化こそ極めてリアルな人間の姿ではないだろうか。歌詞やリフがどんなにカッコつけても、日常とはかけ離れて思える神聖な狂気を表現してもなお、グレイプバインの曲が私達の感受性の重心を突くのはバンドが曲に宿した体温が原因だろう。
それにしても、「胸くそ悪い程愛してるさ」(2、シスター)はカッコ良すぎるでしょ。